演目四十五:ラルランド王国
今回は短め_(:3 」∠)_
ヒナミside
真っ黒男に強制的に連れられたヒナミ。ヒナミは扉の先を抜けると一つのだだっ広い部屋に出た。真っ黒男は掴んでいた手を離す。掴んでいた状態が強かったため、突然離された勢いでヒナミは部屋の中で転ぶ。
「いたっ…なんなのよもう!!」
男は、ヒナミが転んだ事も気にせずに歩き出す。男が進む方向にはデカデカとした大型のソファーがあり、ソファーの前にまで行くとドカッと座る。そして、足を組んで私にニヤっと笑いかけてくる。
「ようこそ、我が城へ!!!喜べ!今日からお前はこの俺様の嫁だ!!はーっはっはっはっ!!!」
我が城…?こいつ、一国の城主だっていうの!?
「おっと!我が城と言っても一国の城主ではないぞ?王から賜ったものだ」
いや…一国の城主じゃないにしても、王から賜るって相当な事してる人じゃない…!
「そう言えば…名乗っていなかったな。我が名はシュペード・ジ・クイック!このラルランド王国にこの人アリと言われし男よ!!!!」
ラルランド王国…戦神を信仰しており、どの国よりも戦を喜び争いを好む。この国では王の選抜も国一番の強者から選んでいると言う程。弱肉強食で弱いものは全てを奪わられ、強者のみが生きる事を許された国。
「むろん…嫁も聞いた事ぐらいはあるだろう?我が二つ名『赤い蝙蝠』をな」
……し、知らないわ。ラルランド王国にこの人アリ?赤い蝙蝠?…なにそれ…。
てか、私いつの間にラルランド王国に来てるの!?エウレペールからどれだけ離れてると思ってるのよぉ!!!
助け…こないかなぁ?




