演目一:プロローグ
はじめまして、わんこです▼o・ェ・o▼!
いつも前書きを書こうと思ってたのですが、忘れて投稿してたので今更ながらの挨拶になります_|\○ _
頑張って週1~2投稿します٩('ω')งおーっ!
誤字脱字や感想などありましたらぜひお願いします♪
ブクマ、感想書いてくれた方感謝(ㅅ´ ˘ `)です♪
「ハァっ…ハァっ…っ!…ようやく、か…」
雪が激しく吹き荒れる山の中、フード深くかぶった一人の人間とその眼前に巨大な物体がある。その周りには無数の残骸や巨大な爪跡によって削られた跡があった。
「ようやく、お前を殺すことが出来た…」
人間はそう言って、目の前にある巨大な物体に喋りかける。
「お前に使った人形の数…どれもお気に入りだったんだけどネ…まぁ、お前が手に入るならいいだろう…」
無数の残骸は壊れた人形のことであった。
人間はコートに手を入れ、そこから何も施されてない素体のままの人形を取り出した。
「これで…お前の人形が完成する…」
人間は袖から筆を取り出し素体人形の中心部に『竜』と書き込む。
竜と書き込んだ人形を巨大な物体…竜の死体解に投げつける。
投げつけられた人形は、竜の死体に当たった。
当たった人形は、跳ね返り、空中で止まる。
すると、素体人形の顔に『口』が現れた。
「さて…仕上げに入ろう!喰ら…っ!?」
人間はその場を急いで飛び退くと、さっきまでいた場所に長い尻尾が叩き込まれた。
「ウソだろっ!?完全に死んでただろ!!??なにそれチート!!??」
先程まで死んで物言わぬ骸だった竜の死体が起き上がり、攻撃を仕掛けてきた。
その攻撃で素体人形が壊れた。
「あぁっ!?まじかよっ!作るには時間がかかるし、これでもう1個しかストックがないぞ…」
いやぁ…これなら、もう少しストック持ってくるべきだったな…。
どれだけ背を向けて離れようとしても、爪、拳、尻尾、角で攻撃してくる。
「へっ…流石は竜の頂点に立つ存在なだけあるぜ…死んでも攻撃…流石」
その竜の瞳には、もう光がない。
人間は逃げるのを辞め、振り返る。
「だけど…お前は死んでるから喰えない事はないっ!ラストにかけるぜ!」
手に持ったラスト1個の素体人形を竜に向かって投げ-------------
『コァァァァァァァァァァァ………!』
つけようとしたら、大口を開けた竜の口。
その口の中には炎の塊。
光線。
頭によぎる。
…………………。
「チクショー!!やったらーい!!」
物理以外もありかよ、と思いながらヤケクソに素体人形を投げる。
吐き出される炎の塊は光線となる。
ぶつかる人形と炎。
衝撃で視界は真っ白になる。
真っ白な空間で、少しの違和感を感じた。体の中で何かズレたような感覚。
白い空間は徐々に収まり出しす。
完全に収まり、ふと気づく。
………ココ…ドコ…。
先程までいた雪山ではなく、見渡す限りの草原。暖かい日差し。嘆いてる少女。そよ風が吹く……ものすごくきもちがいい…じゃないっ…ほんとどこだよここ…。