ゲーム / 四季 / キャラ / かくれんぼ / 十字路
お題
「朝の屋上」で登場人物が「電話する」、「オレンジ」という単語を使ったお話を考えて下さい。
はーい(^o^)/
【ゲーム】
高台にあるホテル最上階にようやっと辿り着き、立ち入り禁止プレートの掛かったドアを開けた。早朝の屋上で視界に飛び込んできた朝日は巨大なオレンジのように、瑞々しく冷気を震わせコロンとそこにある。闇を破るその輝きに安堵し、僕は約束通りに電話する。「ゲームセット。僕の勝ちだ。さぁ、返せ」
お題
お題は〔触れない〕です。
〔形容動詞禁止〕かつ〔季節描写必須〕で書いてみましょう。
形容動詞…Σ(゜д゜lll)
【四季】
咲き誇る花のように芳しく、降り注ぐ陽光のように目に眩しく。木の葉を揺らす風のように柔らかく、そして、舞い散る雪のように優しく。きみは一年を巡る四季にも似て、形を変え、色を変え、僕の心を翻弄する。でも、決して僕自身には触れないで、ただ通り過ぎてゆくだけのきみ。捲りめく四季のように。
お題
貴方は萩尾滋で『誰にも渡さない』をお題にして140文字SSを書いてください。
自分が主人公? Σ(゜д゜;)
【キャラ】
向けられる銃口に背筋が凍りつく。「さっさとしろ」黒ずくめの男は、銃身を揺すってデスクを指し示す。萩尾滋の背後で、今まで書いたキャラたちが口々に怒声をあげた。「ふざけるんじゃないよ」「誰が行くかよ!」大丈夫、あなたたちは誰にも渡さない……。震える声で、萩尾は小さく呟いた。
お題
『どこにいるの』を最初に使ってSSを書いてください。
デジャヴ。本編で使った、このセリフ…
【かくれんぼ】
「どこにいるの」あの子の声だ。僕は戸棚の中でクスリと笑った。ここだよ。僕はここにいるよ。「どこにいるの」あの子の声が遠ざかる。ドーン、ドーン、爆弾がまた降っている。でもここは安全。だって戸棚の中だもの。暗くて、ひんやりしていて、誰も気付かない。ねぇ、誰か、早く僕を見つけてよ。
お題
お題は〔唇を塞ぐ〕です。
〔感動詞禁止〕かつ〔「帰り道」の描写必須〕で書いてみましょう。
恋愛ネタ苦手Σ(゜д゜lll)
【十字路】
部室を出た時にはもう辺りは闇だった。街灯に照らされた薄暗い坂道を、いつものようにこいつと二人で下って帰った。十字路を曲がった時、いきなりこいつの手が俺の唇を塞いだ。喉元まで出かかった俺の悲鳴を漏らさないためだ。足下に広がる血溜りとその上に佇む誰かの背中がこいつの視線の先にあった。