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リボン / 猫 / 魂 / 微睡み / 腕の中の

《 お題 》

〔それでも、きっと、欲しかった〕です。

〔地の文のみ禁止〕かつ〔キーワード「手紙」必須〕で書いてみましょう。


【リボン】

兄から送られて来た最後の手紙には、真紅のシルクのリボンが同封されていた。「戦時下にこんな贅沢はできないとお前は言ったけれど、それでも、きっと、欲しかったのだと思たんだ」兄の声が蘇る。髪を切り、リボンを飾るドレスを捨てて、私は兄に代わって戦場へ赴く。出立の朝、兄の想いを首に結んだ。





《 お題 》

『陽だまり』と『猫』を使って140字SSを書きましょう!


【猫】

決して人に懐かない孤高の猫。神経質に毛を逆立てる我儘な猫。そんな君が、今は麗らかな日差しを楽しみ、陽だまりの中丸くなって微睡む猫のよう。僕は時折強く駆け抜ける春の嵐が君の髪を悪戯に掻き散らしたりしないよう、君の傍で風よけになる。煙る睫毛が閉じられている、今だけ許される至福の時。





《 お題 》

『永遠を信じる』を最初に使ってSSを書いてください。


【魂】

「永遠を信じる?」彼は白塵の中腕で頭を庇いながら僕に訊ねた。とても大事な事ででもあるかの様に。僕の頭はどうやって生き延びるかで一杯で、彼の言葉が解らなかった。彼が僕に覆いかぶさる。轟音と共に崩れてきた壁から僕を庇って。忘れないでと聞こえた様な気がした。魂の永遠を信じるのなら、と。






《 お題 》

「早朝の水族館」で登場人物が「ゆれる」、「枕」という単語を使ったお話を考えて下さい。


【微睡み】(マンボウシリーズ)

水族館最上階のガラス張りのドームから差し込む朝陽が、水草の濃い緑の包み込む水面にきらきらとゆれる。大型魚が通り過ぎる度さざなむ水流を枕に、光の中彼はゆらゆらと漂う。自分の意思などないように。自由に流れに任せたまま。流された処でここはガラスケースの中だから。彼は揺蕩う微睡みの中に。





《 お題 》

〔抱きしめないで〕です。

〔キャラの年齢操作禁止〕かつ〔キーワード「眼鏡」必須〕で書いてみましょう。



【腕の中の】

そんな風に抱きしめないで。僕は君の腕の中の毛むくじゃらにさえ嫉妬を覚え、視線を落とした。君の細くて長い指が、しなやかに茶色の毛を撫でている。明るく響く笑い声。その笑顔が僕以外のものに向けられている事が疎ましくて、僕は眼鏡を外した。レンズを拭くフリをして、君の姿が見えないように。





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