表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/86

波 /  川縁  /  氷室  /  命令  / 空

お題

『きっとそれで正解』をお題にして140文字SSを書いてください。


【波】

夜の砂浜で海を見ていた。僕は彼が好きだ。波が打ち寄せる。彼はあの女が好き。波は引いて行く。女は僕が好き。また、打ち寄せる。白い飛沫を上げて。僕は立ち上がり靴を脱いだ。さっくりと沈む砂を踏み、引いて行く波を追いかける。僕がいなければいい。打ち寄せる波に身を浸す。きっとそれで正解。





お題

「夜の川縁」で登場人物が「捨てる」、「制服」という単語を使ったお話を考えて下さい。



川、好き(*´∀`*)


【川縁】

夜の川縁は新月の下仄暗く。僕は制服を羞恥心と共に脱ぎ捨てて、その流れに身を浸した。緩やかな流れを全身に感じながら、水中の闇を両手に掬い弾き飛ばす。緩やかに水を掻きむこう岸を目指した。ここを渡りきる事で何かが変わる。そんな気がして。後少しという処で、クスクスと笑い声が頭上に響いた。





お題

『ずっとあなたと』を最初に使ってSSを書いてください。


恋愛もの~


【氷室】

真っ暗な洞窟をカンテラの灯りを頼りに進んで行った。岩穴に地下水の流れる音が反響する。幾度となく通った道を更に進む。年に一度許された日にあなたに会いに行く為に。吸い込むのが痛い程の冷気。この氷室の中で、永遠に横たわる美しいあなた。私のこころもあの頃のまま。ずっとあなたと共に。





お題

『色気のない誘い文句』をお題にして140文字SSを書いてください。



どんなんやww


【命令】

「時間だ行くぞ」「色気のない誘い文句だね」軽く吐息を漏らしたこいつを睨めつけ、俺は拳を握り締めた。敵情視察に行くのに一体どんな色気が必要なんだ、この色男には?なんの因果でこんな奴と組まされた?この天然のお坊ちゃん士官。戦地でご丁寧に髪に櫛を入れている。先で置き去りにしてやりたい!





お題

『どこにもいけない』を最初に使ってSSを書いてください。



(メ・ん・)? デジャブ


【空】

どこにもいけない…僕は寝そべって無限に広がる空を眺める。身体は世界中を旅して廻っていても、心は檻に囚われたまま。あの日、あの時のあの場所に。こうして旅を続けていれば、いつかあの檻を開ける鍵が見つかるものと、この身だけを彷徨わせる。僕の自由を奪う鍵はあなたの手の中と知っているのに。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ