表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/25

キセイ

 ……悠助? 電話……なかなか出れなくてごめんね。色々やってたらなかなか……もう大丈夫だから。本当ごめんね。


 えと……元気? 良かった。私? 私は相変わらず元気だよ~。なんかね、久々に実家帰るとこんな感じなんだなって思って……。懐かしいけど、ここに居着いちゃダメなんだって自分のどこかが分かってて……だから、情が移らないように頑張っちゃうの。好きなものを好きじゃないって言うのには慣れてるけど……やっぱ変だよね。面白い。


 きょうだい? ん、とねー、妹がひとり、かな。かなって。ふふふ、自分のことなのに。ぜんっぜんそりが合わない妹がひとりいるよ。めちゃくちゃ寂しがってるらしいけど……なんでだろ、会ったら憎たらしいんだよね。可愛くないのは私も同じだろうけど。


 さーて、そろそろ行こうかな。あんまり長いと怪しまれるし。……あ、今、トイレってリビング出てきたの。……あっ、はーい! お母さんが呼んでる。……ちょっと待って! じゃあ、行って来るね。また……今いく! また電話するね。おやすみ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ