冒険の準備完了!!
さて、さて、リーナさんはどうななってるのかな・・・。
「あっ、クロフユさん、どうです?」
「どうです?・・・って・・・・」
あまりの状況に誤魔化しもきかなかった。
彼女が抱えてるリュックは優に1メートルの高さがあり、横幅50センチ位だろうか…。
「えっとね、リーナさん。ボクが頼んだのはなんだったかな?」
そうだ、きっとそうだ、ボクが間違えてかたっぱしから突っ込んでけって言ったんだきっと。
彼女は少し考えるようにして、愛らしく小鳥のように首をかしげて
「基本的な医療品ですよね?」
うん、どうやらボクは間違ってなかったようだ。
「あのね、基本的な医療品ってのは、包帯、消毒液、テーピングテープ、痛み止め位でいいんだよ」
まぁ、念をいれるなら、骨折用の添え木板や、傷を縫うための糸と針等いろいろあるが、今回はゴブリンの洞窟と言う事もあり、そしてボクの魔道具達がその変わりを充分に果たしてくれるから割愛する。
「へ?じゃあ、体温計や風邪薬や酔い止めや虫下しとかは・・・。」
「風邪っぽい人がいればいれば、必要かもしれないけど、今はいないよね?そして長旅するわけでもないし乗り物にも乗らないし、今回は食料をもっていくから、虫下しもいらないよね?」
ボクがそう言うとリーナさんは、驚いたような顔をして
「ああ、確かに!!すみません、私ったら念には念をと思っていろんな物を」
シュンとしている、しかしここできつく言って置かないと、状況に沿った判断能力と言うのは、冒険者としては絶対に必要なもので
「しゅ〜ん」
可愛いから許す〜
「ま、まぁ、兎に角さっき言った物を綺麗にまとめて置いて、その他の物はちゃんともどしといてね。」
「はーい。」
そんなこんなで準備完了だね。
どうしても、書けないというか、一つの話として斬る場所間違えてたことに気づいた。
前の話数に組み込んでおけばよかった。
まぁ、今回短めですけど、よいよ、次回、冒険に出発します。
お楽しみに。