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冒険の準備をしよう。

「ロープも用意したし、松明は・・・・あ、これでいいか。コレは・・・今回は置いていくとして、こっちを持っていって、グリーンポーションは六つでいいか。念の為にレッドポーションを三つと・・・・・。こんなもんかな?」


ボクは研究室の道具を選別しながら、道具袋に入れていく、重すぎても邪魔だし、かと言ってアイテム不足じゃ困る。ゴブリン洞窟とは言え、一応きちんと揃えておく。


「よし、ほかの二人の様子でも見にいこうかな・・・。ライナさんはキッチンかなぁ?」



「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はっ。」


キッチンを開けたボクは、あまりの光景に一瞬意識を失いかけていた。


「な・・・・何してるのかな?」


「ああ、クロフユ、今ビーフストロングガノリアを作っているんだ。」


「ああ、なるほど。」


ビーフトロガノフじゃない?と思ったけど一生懸命言葉は飲み込んだ。


というか、ビーフストロガノフは少なくとも虹色をして不思議生命体じゃない。


そう、ライナさんが作っている、鍋の中では虹色の液体が・・・・・叫びを上げていた。


「キシャアアアアアアアア」


「こ、こら、暴れるな!!」


いったい何を入れたんだろうか、危険な物は、全て研究室に置いてあるし、通常の食料品以外キッチンに置いていない。ちなみに研究室にずっといたけど、取りに来た様子はなかった。


「あ、いや、軽めの携帯食料っていったでしょ?サンドイッチとかおむすびとか片手に食べれて、皿がいらない物じゃないとだめだから・・・。持ち運びに困るでしょ?」


「そうなのか、すまない、勘違いをしていた、というかクロフユも人が悪い、そうならそうと最初から言ってくれれば良かったのに」


「そうだね、次からお互いきをつけようよ、ハハハハハ」


「飲みの物はオレンジジュースでいいか?クロフユ達はコーヒーのほうがいいか?」


「んー、飲み物は、行く場所によるんだけど、今回は水にしておこう、表の井戸から汲み上げてそこにぶら下げてある皮袋に入れて置いて。」


「場所によるのか?」


「雪山なんかに行くんだったら、暖め直して飲める紅茶やコーヒー、お酒ってのも有りだね。火山とか砂漠、暑い所にいくんだったらオレンジジュースも有りだと思うよ、カロリー高いからね。でも、今回は水がいいかな?傷口の消毒に使えるから。もちろん、水は、寒い所でも暑い所でも必須だからね。」


ちなみに、食料もパン、チョコ、クッキー等、カロリーが高い物や腹持ちが良い物がいいのである。


火を使って調理しない物がお勧めだが、長期間に渡る時は、餅や乾パン、干し肉等保存が効く物をもっていくのがベストである。


ま、最近では冒険用の高カロリーバランス栄養食と言う、ブロック状のクッキーみたいな食べ物まで販売されているが、今回は近場なんでサンドイッチでもいいだろう、といかサンドイッチなら斬って挟むだけなんで、生命は生まれないと信じたい。


「な、なるほど。勉強になるな。とりあえず、井戸に水を汲みに行ってくる。」


レイナさんが皮袋を持って井戸に向かったのを確認して。


「どうしようか・・・・・これ。」


今にも、鍋から飛び出し人間を襲いだしそうな虹色生命体を見てボクは・・・・・・。


おもむろに、いつも一本は完備しているエリクサーをかけてみた。


「ヤットシネル・・・・・・アリガトウ」


エリクサーに反応して蒸発して消える虹色生命体。


「何も聞こえない何も聞こえなかった。ここには何もなかった。うん。」


そうしてボクは、ライナさんに厨房を任す事はやめようと決心した。


「さささて、リーナさんはどうしてるかなぁ・・・。」


サンドイッチが無事出来上がる事を祈りつつもリーナさんを探して厨房をでた。

ま、こんな感じでコメディ風味に、説明多めですが、何て言うんだろう、ファンタジーゲームとかで省かれている、冒険の準備の大切さ的な部分を書きたかったので多め、あーこの先も説明多くなるかなぁ・・・。

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