まずはじめに
個人作家として活動したい方に対してほんの少しでも役に立てたら幸いであります。
本を出したい。自分で物語を書きたい。そう考える人は沢山いると思います。
しかし出版社を通すには実力や運が足りないという人もまた沢山いると思います。
紙の本で書店に並ぶ。それはひとつの夢ですが、作家になりたいというささやかな夢ならば自力で叶えることが可能です。
今や個人出版は電子書籍の時代。
公募で編集にかすりもしなかった作品でも、電子書籍ならば自分で出版することが可能です。
売れるかどうかは運次第。
しかし挑戦すらさせてもらえない出版社とは違い、個人出版なら『出版』そのものに挑戦出来ます。
しかしそれだけで売上げが鰻上りかというとそんな都合のいいことはなかったりするのですが。
しかし作家になるというささやかな夢を叶えることは出来ます。
自己満足という人もいるでしょう。
しかし自己満足を追い求めてこそ『趣味』だとも言えます。
私、水月さなぎは電子書籍作家としてそこそこ、まあそこそこやっているつもりですが、売上げとしては高校生のお小遣い程度になっています。
アルバイトをした方がまだ稼げるでしょう。
しかし本を出す。
そして売れる。
感想を貰える。
評価を貰える。
それはささやかな誇りになります。
稼ぎは二の次……とまでは言えません。
ある方がいいに決まってます。
ですが小さな達成感は得られるのです。
これはそんな小さな達成感を得る為に自己満足を追い求めた、水月さなぎによる電子書籍ノウハウを綴った文章になります。
今も電子書籍作家として活動している方。
そしてこれから電子書籍作家になりたいと考えている方の助けになれればと思います。
一つ言いたいのは、これから綴る文章は『売れる』為のノウハウではないということです。
自己満足を『楽しく』そして効率よく追いかける方法を、私なりに書き綴っているものです。
電子書籍で百万長者~、とかいう方法を求めている方向きでは無いということだけは断言しておきます。
それでもいい、自己満足上等、趣味こそ我が人生、という方は、どうぞ次の話のボタンを押して下さいませ。