Encounter あとがき ―ロンドンの2人―
誰も期待していないであろうオマケ。
ロンドン編の設定調査まとめです。
・ウエスト・ブロンプトン駅
ロンドンのアールズコート見本市近くにある地下鉄の駅。
アールズコートはオーストラリア、ニュージーランドの出戻りが多いエリア。
観光客にとっては安ホテルが多いエリアでもある。
(私もアールズコートのチェーン系ホテルに泊まった事があります)
・ブリクストン
ロンドンのブラックエリア。暗くなると危険。
ただし、ロンドン中心部へのアクセスが良いため近年は人気が出始めてるとか。結構イケるレストランが多いらしいです。
・セインズベリー
イギリス庶民の味方。大型スーパーマーケットチェーン。
・ジョイント
マリファナなどを混ぜ込んだ紙巻きタバコのこと。びっくりするぐらい簡単に手に入る。
もちろん違法。
・バルカン半島から
イギリスは銃規制が日本以上に厳しく、警察官ですら基本的には銃器を携帯できません。
そのため、ハンティング、警察の武装ユニット、軍隊以外で銃を手に入れるには密輸するぐらいしか手がありません。
バルカン半島が密輸もととしてメジャーらしいのでこういう設定にしました。
・サマセット・クロウリー
傍若無人な振る舞いでソサエティから放逐された天才魔術師。
『悪魔を憐れむ歌』登場時点で31歳。ケント州カンタベリー出身。
無実の罪を着せられて逃亡中。世紀の天才であるため、つかまる可能性は皆無。
お気に入りのキャラクターなのですが、能力がチートすぎて使い辛いので番外編に登場させました。
名前の由来はアレイスター・クロウリー(魔術師)と彼をモデルに小説を書いたサマセット・モームから。
・ソフィー・エヴァンズ
クロウリーに強引に相棒にさせられた女刑事。
『悪魔を憐れむ歌』登場時点で32歳。父親がイギリス人、母親がフランス人で生まれはロンドン。
かねてよりクロウリーに目をつけられたところ、マフィアに襲撃され負傷。
意識がないのをいいことにクロウリーに術式を仕込まれ相棒にさせられる。
名前の由来はソフィー・ジェルマン(フランスの女性数学者)とジョージ・エリオット(作家)の本名メアリー・エヴァンズから。
・デイリー・ミラー
イギリスのタブロイド紙。
イギリスの新聞で初めて星占いに紙面を割いた。
・タイタス・アンドロニカス
シェイクスピア最大の問題作。
登場人物がことごとく死亡する。
次回。多分、またアイルランドが舞台になります。
次はシリーズ最短エピソードになる予定です。




