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龍化能力(ドラゴンスキル)

モンハンとコラボするなら龍斗くん装備は体術、回復速度up、狩人スキルとかついてそうですねww

家事も一通り終わる。少し落着いたところで外出、前回ヒイロと戦った裏路地の広場に向かう。




「(前回堺人と出会った時に出たオーラは何だったんだろうか?…ドラゴンオーラなんて厨2臭いセリフも無意識のうちに吐いてたもんだし……推測できるのは、僕にはまだ眠っている力があるということだ。怒りなどの感情の変化に伴って偶発的に隠されていた能力の片鱗が出てしまったということか)」






冷静に分析をしながら自分を見極める。この先ヒイロのような特殊能力者と戦うこともあるだろう。相手が前のヒイロのように狂気に支配されているとしたら、一旦話を聞いてくれる状態まで持っていくしかない。そのためには皮肉にも相手以上の力を持っていることが大前提だ。戦わずして、ではなく拳で分かり合えということである。




「皮肉極まりないよなぁ…」


指の部分がないグローブをはずす。「うぃっしゅ!!」とか言ってた歌手がつけてたようなやつだ。もちろんかっこつけるためではない。手の甲にある鱗の隠蔽用である。こんなものつけてる時点でかなり黒歴史だ。…どこかの少年のごとく。…不幸だ…




「さって、能力開発に勤しみましょうか」


拳に力をこめる。すると鱗が前にせり出し、一センチほどの刺になった。メリケンサックに刺が付いている感じだ。強度はそれなり。前に鱗を包丁で切ろうとしてみたが、包丁が欠けてしまった。焦って苦し紛れに鱗で包丁を研いでみたら、日本刀レベルの切れ味にまでなってしまった。危険すぎるので今は僕の部屋の押入れの中に大切なものと共に封印してある。


おかげでもう一本包丁を買わなければならなかった。…大切なものという単語にわざわざ過敏に反応しないでくれ。話を進めるよ?




力をこめた拳を地面に突き立てる。軽い力なのに、半径3メートル弱にひびが入った。そして殴ったと同時に拳の頭から火花が飛び散る。拳を突き立てた場所が黒焦げになっている。


どうやら感情の入れ具合によって熱をもつようだ。1リッター程度の水なら一瞬で蒸発させることが出来るのではないかと思った。




「僕自身は全然熱くないな。拳から湯気が出てるってなんかシュールだ……なんか刺の辺りがムズムズする…」


刺と皮膚の間をかいた次の瞬間刺の一本がポロリと落ちた。


「あ、とれちった…」


刺が地面に落ちる。


「あ、やばい」


直感的に思った。なぜなら落ちた刺が急速に光りだしたから。









ドカーーーーーン!!!!!


街角の一角ですさまじい地響きと大量の煙が上がった。砂が雨のようにその辺に降り注ぐ






「……ケホ…」


すさまじい爆発が起きた。反射的にバックステップして距離をとったので何とか助かった。それでも前髪の一部が焦げ、服も若干焼け焦げてしまったが。身体能力って大事。いやほんと。


「危険極まりねぇな…もっと本気出せばターミネーターの電池が爆発したときみたくなりそうだ…最後の手段ってとこか」




感情を落着けるとするすると引っ込んでいく鱗。騒ぎが起きないうちにとっとと退散することにする。


ちなみにオープニングテーマはAcid Black Cheryy で「DRAGON CARNIVAL」ですww

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