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閑話:準急「マニルユクエ」小話

シモディトに行くときに利用する準急「マニルユクエ」に乗れるところまで乗ってみようという、乗り鉄特有の思考でとりあえず乗ってみます。

 

 この世界に来て一番乗った路線は、間違いなくウォーミア鉄道のウォーミア神殿線だろう。

 何しろ、市場に行くときにほぼ毎日のように使っている。

 一番気に入っている路線は、これも間違いなくウォーミア鉄道で、こちらは本線だろう。

 国鉄のほうが行きやすいターキアに行くときにこちらを使っているのがその証拠。

 

 ではこの世界で私が一番気に入っている列車はというと…センディ本線の準急「マニルユクエ」だろう。

 モオーシ線の特急「ドラゴン」や、ヨーハム~キット本線の特急「ビヒモス」もいいのだが、何しろ1か月に1度程度行くシモディトに行くときにほぼ利用している準急「マニルユクエ」ほどなじみ深い列車もない。

 シモディトに行くだけなら、ウツロマー行普通電車や急行「オーユクエ」でウツロマー乗り換えでも構わないのだが、せっかく若干遠くへ行くわけだし、お給料の使い道も鉄道以外にないので、優等列車で行きたいが、急行「オーユクエ」はウツロマーで接続するウツロマー線はナータム行である。

 これがわたしにとって問題で…いやまぁ普通の人には問題ないんだろうけども、シモディトでマッティアさんとお話もしたいと考えると、シモディト行きで来る→30分後のナータム行でシモディトを出発というのが一番いい。

 そしてシモディト行きに接続する優等列車が準急「マニルユクエ」だった。

 

 そしてこの「マニルユクエ」何しろ空いている。

 急行「オーユクエ」の補完であることはもちろん、その「オーユクエ」すら特急「サロナ」の補完なわけで、立ち位置としては非常に微妙である。

 しかもサフロどころかセンディにも行かずアータ止まり、フクマでもトマ高速の急行ではなく普通列車に接続などなど…多客時以外は空いているのもうなずける列車だった。

 そんな状況だから、多くが多客時のみの臨時列車になった準急「マニルユクエ」であるが、数少なくなった定期準急「マニルユクエ」が上記のシモディト行きに接続するため、なじみ深くお気に入りの列車になっていた。

 

 さて今回は、何とかセンディ付近の未乗路線に乗ろうと考えていた時、ふとこの準急「マニルユクエ」に目が行った。

 この世界に来てまもなく1年が経過するため、そろそろ全線完乗をするための旅行をしようと思った矢先の話だ。

 そんなわけで、今回は準急「マニルユクエ」でセンディ方面に向かおうと思う。

 

 いつもの時間に、準急「マニルユクエ」はウォーミアを出発した。

 いつも通りの風景を見ながら、列車はセンディ本線を北上する。

 ウォーミアの次は、オヤム。

 急行以上は停車しないため、一日数本の準急「マニルユクエ」がこの駅に止まる最優等列車だ。

 次の停車駅はウツロマー。

 普段はここで降りるが、今回は乗ったまま走ると、次のホーセクジにも停車。

 次のコリヤムは急行停車駅だが、さらに次のシロカーは準急のみ停車駅。

 そして、次がフクマで、トマ高速が分岐するが、乗り換えは普通列車トマ行。

 急行「ワイヴァーン」はその次で特急「サロナ」に接続している。

 

 その次のユザイからは各駅に停車し始め、ここからは優等料金がいらなくなるので少し乗客が乗ってきた。

 ナガタで待っているとターキアを30分後に発車した特急「サロナ」と、フサイ線の急行「ホクエト」が追い抜いて行った。

 そして各駅に止まりながら、終点アータに到着。

 かなり時間はかかるが、アータまでは快適な旅ができた。

 

 アータでは20分ほど待つと急行「オーユクエ」が到着する。

 これに乗ってセンディの次・ヤマタで降りる。

 この間に、センディ本線の未乗区間・西トミズワス~センディ間を乗車。

 その後ヤマタからヤマタナカ温泉→シオグとセンディ市営地下鉄1号線を全線乗車し、センディまで戻った後、急行「オーユクエ」でウォーミアに戻り、一日が終了した。

 ほとんどの時間で準急「マニルユクエ」を堪能した一日であった。

 


  乗車録:ナーパム王国国有鉄道 センディ本線 西トミズワス~センディ

      センディ市営地下鉄 ヤマタ~シオグ

 

地味にセンディ市営地下鉄にも乗って、乗りつぶしは順調に進んでいます。

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