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第19回

ついに陥落した鋼鉄の魔城。しかし人類が限界を求めるたびに、魔城は進化する。

今、新SASUKEがスタートする。


全エリアがリニューアル、全く新たに生まれ変わった1stステージ。

1.十二段跳び

2.ロッググリップ

3.ポールメイズ

4.ジャンピンスパイダー

5.バンジーブリッジ

6.そり立つ壁改

7.フライングシュート

8.ターザンロープ

9.ロープラダー

制限時間110秒


新そり立つ壁は新ルール導入。5回失敗するとリタイアとなる。


注目は2大会連続、2度目の完全制覇を狙う水無月祐樹。今大会、初めての栄光のゼッケン100番。

そして第12回大会で0.06秒差で完全制覇を逃し、長年完全制覇に最も近い人と言われながら、前回、水無月祐樹に先を越され、

完全制覇者が出た直後に無念の6度目のファイナルステージリタイアとなった宮崎マリン。

今回はゼッケン100番を水無月に奪われ、99番となった宮崎。王座奪還はなるのか。



第19回大会、緑山、SASUKEの森が生まれ変わりました。すべてのエリアが新しくなったSASUKEに100人が挑みます。

この新SASUKEの記念すべき最初の挑戦者は、今人気絶頂中のアイドル。

弟はあの完全制覇者になりました、水無月祐樹。史上2人目の完全制覇者、水無月祐樹の姉、365プロ所属アイドル、水無月詩織です。

まずは六段跳びが進化してリニューアルされた新スタートエリア十二段跳び。まずクリアしました。

そして続いても新エリア、丸太に抱きついて落下の衝撃に耐えながら進んでいく、ロッググリップ。この丸太にしがみついて、アイドル根性を見せるかー!

記念すべき新SASUKE最初の挑戦者、完全制覇者の姉、ロッググリップでリタイアです。


しかし今回最後にゼッケン100番、弟の水無月祐樹が挑戦する。

姉で始まり弟で終わるSASUKE第19回大会。果たして最後に挑む弟までに、何人がクリアして水無月祐樹に回すことができるか。


祐樹「これ1番は不利だよ。ただでさえ難しいのに、エリアが全部変わってるんだもん。姉ちゃんは不利な1番で、よくやったと思うよ。」



2人目の挑戦者、コスプレイヤー、北川まりんです。前回はゼッケン1番だった。今回はゼッケン2番で挑戦。

まず新スタートエリア十二段跳び。おーっとバランスを崩したー!

前回の六段跳びはクリアしていた北川。しかしこれが六段跳びから十二段跳びに進化した難しさか。


その後十二段跳びでのリタイアが続く。最初の10人はトップバッターの水無月詩織以外、第1エリアの十二段跳びすらクリアできず。

11人目の挑戦者が水無月詩織以来、初めて十二段跳びを越えるが、ロッググリップでふるい落とされた。

ゼッケン20番まで第2エリアのロッググリップクリアすら現れず。


21人目の挑戦者の美容師

さあどうだ、まず十二段跳びをクリアしました。そして誰もクリアできていないこのロッググリップはどうだ。

どうだ、しがみついた、1段目、2段目、行った行った!

初めてロッググリップをクリアした。さあ新第3エリアはポールメイズ。棒高跳びのポールにしがみついて先へと進むエリア。この棒高跳びの上はまるで迷路のようになっているが。

…あーっと、向こう岸に行くことはできず。ポールメイズでリタイア。


続いては甲子園出場経験のある元高校球児の社会人。

さあ球児スタート、まずは十二段跳びクリア。見事に浮島に着地しました。

続いてロッググリップ、しっかりとグリップした。激しく揺れたがクリアしました。

続いてはポールメイズ、一気に勢いをつけて先に進むことはできるか。おーっと引っかかっているが対岸近くまでたどりついた。なんとかなんとか先へ行く。

さあポールメイズを初めてクリアした。第4エリアはジャンピンスパイダー、元高校球児が初めて挑む、ジャンピンスパイダー!

…リニューアルされたトランポリンエリアジャンピンスパイダーに初めて挑んだ球児だったが、リタイア。


初めてポールメイズをクリアし、ジャンピンスパイダーに到達。しかしまだ新SASUKE第1ステージ、9エリア中第4エリアにすぎない。

この先どんな難関が待ち受けるのか。


神戸勝樹へのインタビュー

アナ「やっと第4エリアまで来ましたね」

神戸「まだ第4エリアですか。もっと先が見たいんですけど。まあ最後に100番の水無月がクリアしてくれますよ。」


すべてが一新された1stステージ。挑戦者はクリアどころかその全貌すらまだ見ることができない。

救世主は一体いつ現れるのか。


続いて45人目の挑戦者の自衛官、新城誠司。

さあ新城誠司スタート。自衛官をやっております。十二段跳びをクリアしてロッググリップ。ここも落ち着いてクリアした。続いてはポールメイズ、ここも一気に行った。

さあそしてまだ誰もクリアしていないジャンピンスパイダー、新城誠司!しがみついて進んでいく。初めてジャンピンスパイダーをクリアした。

第5エリアはバンジーブリッジ。ゴム状の橋、途中に空白がある。つまづくと空白から落ちてしまう。おーっとゴムに足を取られて落ちそうになったが、うまくしがみついて生還した。

先へ進みます新城誠司。さあ高さが増したそり立つ壁。高さは5.2メートル。そして前回までのそり立つ壁と違うルールがもう1つ。5回失敗すると失格になります。

1回目は失敗。2回目、おーっと届かない!焦ってはいけない。まだチャンスはある。

…しかし3回目、4回目も失敗。

次がラストチャンスだ、届かなかった。そり立つ壁5回失敗、今回からの新ルールによりリタイア。


1stステージクリアは未だゼロ。溜息だけがこぼれる緑山。

だが停滞しきったその空気を次のゼッケン49番の男が変える。今史上空前の名シーンが誕生する。


千葉県のY市(八千代市)からやってまいりました、放射線技師。千葉県のOさんです。

白衣を脱いでスタートエリア。次にズボンを脱いでスパッツになって挑む。

さあスタート!

…おーっとズボンが脱げない!靴に引っかかってズボンが脱げない!ズボンが脱げない!

既に時計は進んでいる。これはアクシデントだ。残り時間がなくなっていく!

時計は進んでいます。なんとこのまま行けるのか。…やっぱり無理だー!


何しに来たんだ千葉県のOさん。ズボンが靴に引っかかって、脱げないまま、ズボンが靴に引っかかったままスタート。しかしあっさり十二段跳びの一歩目で撃沈!


スタートからじっくりリプレイ映像をご覧いただきましょう。千葉県Y市からやって来ました千葉県のOさん。

勢いよく白衣は脱いだ。しかしどうした、ズボンが脱げない。普通なら十二段跳びやロッググリップを見せるところ、この男は違います。このズボン脱ぐシーン、脱ぐシーンをたっぷりとご覧いただこう。

もう時間なくなって、あきらめた、あきらめた(笑)。ズボンが靴にひっかかったまま、脱げずに行った(笑)

前代未聞のSASUKEチャレンジ(笑)

ズボンが靴に絡まったまま、一歩目、しかしなんとか一歩は進みました。

千葉県のOさん、前代未聞のSASUKEチャレンジ。ズボンが引っかかったまま、ズボンが脱げないままの沼地で平泳ぎ。

前代未聞の千葉県のOさんの挑戦、SASUKE史に残る珍事!


さあここから沼地の中から出てくる。果たしてズボンは脱げたのか?

さあどうだ、ズボンは脱げたのか?

…脱げていません。


「本当にSASUKEって何があるかわからないですね。妻のマリカにかっこいいとこ見せたかったんですけど(笑)。ありがとうございました。」



1stステージの全貌も明かされないまま、続いては前半戦最後、50人目の挑戦者。

前回初出場にしていきなり1stステージをクリアしたこの人。学生、赤羽孝宏、今回もやってまいりました。

SASUKE第18回大会出場権獲得バスツアー優勝者です。まずは十二段跳びをクリア。

第2エリアのロッググリップにさしかかりました。まず一段、二段!うまく耐えていった。うまくポールメイズもクリアしていった。

さあ問題のジャンピンスパイダー。出場権獲得バスツアー優勝、赤羽孝宏のジャンピンスパイダー!磁石のように張り付いて進んでいく。見事にクリアした。

制限時間は110秒、1分50秒で9つのエリアを越えなければいけない。バンジーブリッジ、バランスを崩したが張って進んでいく。

何本ものゴムが折り重なっているバンジーブリッジをクリアすると、いよいよ高さが増したそり立つ壁改。高は5.2メートルとそり立つ壁よりさらに高さが増している。1回目のチャレンジは失敗。このそり立つ壁のチャレンジは今回から5回まで。

さあ2回目のチャレンジはどうだ、届いたー。新そり立つ壁をついに突破。

続く第7エリアは空中に設けられた巨大な滑り台を滑ってロープにしがみつくフライングシュート。しがみついた。しかし残りが10秒を切った。

残るはターザンロープとロープラダー。時間がない、初めて最終エリアにやってきた赤羽孝宏だったが、ここでタイムアップ!

あと10秒もあればついに新SASUKE 1stステージのクリア者が出るところでしたが、最後の最後でタイムアップ。

これでついに新しいSASUKEの1stステージの全貌が姿を表しました。


高さが増したそり立つ壁改で1度失敗をした。だが逆に言えば彼のミスはこれの1回だけと言っていい。

しかし結果的にそこでの10秒のタイムロスが致命傷になってしまった。



勝樹「うわー」

健一「惜しい!」


マリン「あのスピードで間に合わないんだ」

結衣「これは難しいね」



アナ「赤羽さん、正直今の気持ちどうですか?」

「いやー悔しいですね。」



日が西に傾き、夕暮れの緑山の悲痛な叫び。50番台でもクリア者は現れず、未だ1stステージクリアなし。

しかも赤羽孝宏を除き、そり立つ壁より先に進むものも現れず。

だがこの悪い流れを止めるとんでもない人が現れようとしていた。


SASUKE 1stステージのゴールゲートは未だ、開かずの門となっております。

続いては初出場、中学生、山本撫子です。将来はSASUKE完全制覇が夢だと言っていました。その夢に今日どこまで近づくことができるのか。

難関ロッググリップも難なくクリア。ポールメイズ、勢いよく飛び出した。これは早い、うまい。あっという間にポールメイズもクリアした。

さあいけるかジャンピンスパイダー、SASUKE完全制覇が夢!へばりついた。SASUKE完全制覇の夢に向かって、まずは1stステージクリアを目指していく。

バンジーブリッジ。四つん這いになった。四つん這いになって四足歩行になるのが正攻法か。

残りは40秒。そり立つ壁の高さは5.2メートルだ。一気に行けるか。一発で届いた!新しいそり立つ壁を初めて一発で登った!

第7エリアのフライングシュートにやってまいりました。滑り台を滑って1本の離れたロープに向かって飛び出した。見事につかんだ!

難攻不落の新SASUKE第1ステージ。ついにクリア者が出るのか。しかし時間がない。残り15秒を切ってきた。まもなく警告音が鳴る。

さあ残るはターザンロープとロープラダー。初のクリアなるか。登れるか、ロープラダー。時間がない。登りきれなかった!

タイムアップ。あと4メートル、この橋を渡るだけだった山本撫子。

ついにここまで来た中学生に、与えられたのはタイムアップという試練だった。


勝樹「今のスピードでタイムアップかよ」

健一「あそこ(フライングシュート)で20秒じゃダメなんだ」


マリン「えー?めっちゃ早かったのに。しかもバンジーブリッジをあっという間に通過して、そり立つ壁1回で成功でしょ?」

結衣「今回タイム厳しいかもしれないね」


難関そり立つ壁改を一発クリア。ノーミスで第7エリアフライングシュートも突破した山本撫子。

その圧倒的なパフォーマンスをもってしても最終エリアロープラダーでタイムアップ。

全長122メートルのロングコースで制限時間110秒の厳しさ。今回の1stステージの真の脅威が誰の目にも明らかになった。



アナ「惜しい、時間が敵になってしまいました。」

「はい、しんどかったです。」



アナ「水無月さん、山本さん惜しかったですよね。」

「惜しかったですね。まさかあのスピードでタイムアップになるとは思わなかったな」


アナ「宮崎さん、時間が相当厳しい感じですね」

「そうですね。今のノーミスですからね。そり立つ壁も1回だったし。」


暗雲垂れ込む緑山。1stステージクリアが1人も出ないまま日は沈み、ここからは夜の戦い。

挑戦者を拒み続ける魔の1stステージ、最初に攻略するのは誰か。


太陽が沈んで、いよいよ緑山は闇に包まれました。ここまで70名、誰1人としてあの明るい日差しの前で、この赤いボタンを押すものはとうとう現れませんでした。

いよいよ71人目のチャレンジャーです。2回目の出場、前回の1stステージクリアまであと一歩まで迫ったスーパー中学生、市原ひなのです。

あこがれは宮崎マリン。自家製のSASUKEでトレーニングをしてきた。果たしてこの新SASUKE最初に1stステージをクリアするのはこの人なのか。

まず十二段跳びをクリアして、続いてはロッググリップ。家にセットを組んできた。そのセットで練習の成果を出すことはできるのか。

ポールメイズもスムーズに、勢いをつけて先へと進んでいきます。

そしてジャンピンスパイダー。ここで数多くの猛者たちが苦しんできた。スーパー中学生市原!

へばりついた。そしてものすごいスピードでスパイダーを進んでいく。あこがれのライフセーバー宮崎のように、いやその宮崎以上の才能の持ち主かもしれない。

バンジーブリッジはどうだ。ここでここまでの挑戦者はバランスを崩して危ない場面を見せてきたが…、綺麗にステップを踏んでなんと二足歩行で通過した。こんな意図も簡単にバンジーブリッジをクリアしたのは初めてだ。

ここで残り時間は50秒。時間は十二分にある。そり立つ壁、前回はここで失敗したのが響いてタイムアップとなったが、今回は一発で行った!

ついにこの市原ひなのが新SASUKE初の1stステージクリア者となるのか。さあフライングシュート。どうだ、どうだ、ロープをつかんだがうまく向こう岸にたどりつけない。

行けるか?危ない、危ない、またしてもか?ようやく右手がかかった。ここからは時間との戦いだ。20秒切ってきた。

残るはターザンロープとロープラダー。まもなく警告音が鳴るぞ。タイムアップだけはやめてくれよ市原。

さあ初の1stステージクリアはなるか。4秒、3秒、2秒、どうだー!ボタンを押した!

…どうだ?開かない、バーは開かない!これはタイムアップです!


さきほどまでの声援をかき消す、会場中に響く悲鳴。

またしてもまさかのタイムアップ。しかもバンジーブリッジを初めて二足歩行で通過し、そり立つ壁も1回で登りながら間に合わず。


マリン「えー!?あのバンジーブリッジを簡単に渡って、そり立つ壁も一発で登ったのにタイムアップ?厳しすぎるよ」

結衣「まああの滑り台でタイムロスがあったってのはあるけど、これは厳しいね。思ったよりももっと厳しい。」


実況「ゴール地点で天を仰いで倒れ込む市原ひなの。あと1秒あれば、初めての1stステージクリアでした。どうしたんだ第19回大会。未だ1stステージクリア現れず。」


前回もゴール目前でタイムアップに終わった市原。2大会連続、ゴール地点での無念。


健一「さっきの山本さんより早かったのにそれでもダメって、これ無理だよ。」

勝樹「誰がクリアできるのかな。」


アナ「またしても惜しくもタイムアップとなってしまいました」

「悔しいですね。クリアできるまで何度でもチャレンジします。」


70番台も全滅。いよいよ史上最悪の事態へのカウントダウンが始まろうとしていた。


そしていよいよ登場するのが、あのフィギュアスケーター。

この吊り橋の先にある黄色い扉、赤いボタンに時間内に触れるものはいったいいつ現れるのか。

とうとうSASUKE第19回大会、80人目のチャレンジャーです。ご存知、フィギュアスケーター佐藤静香!

これがフィギュアスケーターの肉体です。80人目、さわやかな風とは裏腹に重苦しい空気が立ち込めてきた緑山。

ロッググリップ、おーっとどうした。慎重だ。その慎重さが仇にならなければいいが。

ポールメイズ、おーっとうまくポールを勢いをつけられなかった。もう一度助走をつけてポールに飛びつく。今度は進んだが終盤でつまずいている。なんとか対岸にたどりついた。

ちょっとつまずきながらも進んでいく。さあ続いて難関のジャンピンスパイダー、さあ佐藤ー!

佐藤静香呑み込まれた。ジャンピンスパイダーで佐藤静香が呑み込まれてしまった。


ロッググリップとポールメイズでタイムロスしたことが焦りにつながったか。得意のトランポリンエリアでまさかの失敗。

80人終わってクリア者ゼロ。いよいよ誰もが意識し始める、1stステージ全滅という最悪の事態。

そして続いては前回3rdステージ最終エリア、パイプスライダーまで進出した最強のアイドル。


1stステージのゴール地点、黄色い扉は固く閉ざされたままとなっています。

全エリアがリニューアルされた1stステージ。これほどまでに行く手を阻むとはいったい誰が予想したでしょう。

80人が挑戦し、まだクリアしたものはいません。続いては81人目のチャレンジャー、最強のアイドルがやってまいりました。

SASUKE第3回大会ファイナリスト、前回は3rdステージ最終エリアまで進出、365プロ所属アイドル、小海春香です。

最強のアイドルがリニューアルされたSASUKE 1stステージに挑む。

今回は同じ事務所に所属する同僚の水無月詩織もSASUKEに参戦。トップバッターの1番で登場していきましたがロッググリップで無念のリタイア。

さあ水無月がリタイアしたロッググリップがやってきた。小海はどうだー。しがみついた。盟友の敵を取った。

ポールメイズも問題ありません。さあジャンピンスパイダー、小海が飛ぶー!しっかりとへばりついて進んでいく。

今回は同じ事務所の同僚、水無月詩織が参戦。さらにはその弟、前回完全制覇を達成したあの水無月祐樹も最後の100番に控えている。

そしてそり立つ壁だ。高さは5.2メートルに上がった。ここを一発で仕留められれば、…おーっとどうした、1回目は失敗。

2回目はどうか、…あーっと!今回から5回失敗するとその時点でリタイアになってしまう。

3回目、手が届いた。しかし2回失敗、ここからは時間との戦いだ。前半で貯金を作ってきたのがどう生きるか。

フライングシュート、飛べ、小海春香!あーっと!

小海春香はフライングシュートでリタイア。


その後終盤までたどりつく選手も多く現れるも、終盤の難関フライングシュートでのリタイアが続出。

ゴール目前までたどりついたのは2人だけ。

ついに1stステージクリア者ゼロのまま、90番台に突入。


SASUKE第19回大会、91人目のチャレンジャーはお馴染みのこの人。第12回大会ファイナリスト、絵本作家、中上新一郎。

引き締まった表情で中上新一郎が飛び出していきました。過去ファイナルにも1度進んだ中上ですが、ここ3大会連続で2ndステージでリタイアしている。

なんとしても2ndステージへのリベンジのために、1stステージで落ちるわけには行かない。

おーっとポールメイズ、気まぐれなポールメイズが中上の前で止まる。一度戻ってやり直し。さあどうだ一気に行きたい。今度はうまく進んだ。うまいうまい。タイムロス、一瞬ありましたがリカバリーできるでしょう。

さあ中上飛べるか、ジャンピンスパイダー。飛んだ飛んだ、中上しがみついた。やはり第12回大会ファイナリストのこの人は、まだ誰もクリアしていない難関新1stステージでもそこまで苦にしません。

そして初めてのエリアバンジーブリッジ。ここもロスなく通過していきたい。5つ目のエリアをクリアしました。

さあ高さがあがった新そり立つ壁。1回目は失敗。高さが足りなかった。

2回目…、高さはあったが上をつかむことができなかった。3回目…、手が届かない。

今回からこのそり立つ壁は5回失敗するとその時点で失格となってしまう。なのでここからが慎重にいかなくてはいけない。4回目も失敗。

中上が恨めしそうにそり立つ壁の上部を見つめている。次がラストチャンスだ。

さあ5回目、…失敗。5回失敗、ここで終了。中上新一郎、そり立つ壁でリタイア!



ゼッケン94番、前々回ファイナリストの松本信治。順当にそり立つ壁まで到達するが…。

まだ残り時間はある。そり立つ壁、1回目失敗。2回目…、2回目も失敗。

―その後3回目、4回目も失敗

5回目、ラストチャンスだ。届かなかった。ここでリタイア。


第17回大会ファイナリスト松本信治、そり立つ壁5回失敗でリタイア。


そして続くゼッケン95番はSASUKEに人生を駆けたこの男。


鋼鉄の魔城、そして何かに取りつかれたかのようにSASUKE攻略に燃やす人たち。

その中でも、誰よりもSASUKEを愛し、誰よりもファイナルステージの頂きに立つことを夢見てチャレンジし続けてきたこの人。

18回目の出場、神戸勝樹がいよいよ登場します。前回は2ndステージでタイムアップ。この新SASUKE初めての1stステージクリアはなるか。

すべてのエリアがリニューアル。つまりすべてのエリアが神戸にとっても初体験です。

ロッググリップも初体験。うまくしがみついていく。すべてを犠牲にしこのSASUKE初めてのにすべてをかけてきた。まさに神戸にとってSASUKEという人生の道しるべ。

ポールメイズで一度止まってしまった。もう一度戻って助走をつける。神戸大丈夫か。

どうだ神戸が挑むポールメイズ、このポールを動かしたい。ポールが動かない、ポールよ動いてくれ。神戸焦るな。神戸焦ってはいけない。

神戸の体がここで止まってしまった。なんとかこのポールを動かしていきたい。重心を上に動かして進めたい。残り時間は刻々と過ぎていく。

おーっとポールが動いた。このSASUKEにすべてをかけてきた。ようやくポールが動いてポールメイズをクリアした。

さあ神戸勝樹、ジャンピンスパイダーに挑む。神戸飛ぶー!

神戸勝樹、ジャンピンスパイダーでリタイア。ポールメイズで時間を取られてしまった。



オリンピック競泳金メダリストの海原愛。このアスリートがオリンピック同様に情熱を注ぐSASUKE。

まだ誰1人としてこの1stステージのフィニッシュボタンを押せていないというこの状況。SASUKE第19回大会はまさに緊急非常事態。

さあこの1stステージに挑んでいくのは96人目のチャレンジャー、9回目の出場、第12回大会ファイナリスト、競泳オリンピック2種目金メダリスト、海原愛。

このあと挑む同い年の盟友、宮崎マリンの前に難攻不落の1stステージをクリアし、いいバトンを回したい。競泳の女王、海原が行きます。

ロッググリップを通過して、ポールメイズもスムーズにクリアしていった。

さあ海原愛、新SASUKE初のクリアはまるか。ジャンピンスパイダー、全く問題はない。さすがにオリンピックアスリート。ジャンピンスパイダークリア。

あとはもう足元を救われることはないか、それともどこかに落とし穴があるのか。

さあそり立つ壁だ。残りがまだ50秒以上ある。そり立つ壁を1回で登った。さあ初めてのクリアが見えてきたか。第7エリアのフライングシュート。夜空、闇の中を海原が飛んでいく。あーっと危ない。あーっと!なんと海原愛までもがここで落ちてしまった。


「これは難しいですね。この経験を本業の水泳にも生かしたいと思います。」



異常事態、残る挑戦者がわずか4人となりながら、未だクリア者ゼロ。最悪の結末が刻々と迫る。

しかし次の挑戦者は、1stステージ最強と言われるあの人です。

次の挑戦者氷川結衣は初出場時、わずか3人しかクリアできなかった1stステージの最初の成功者となった。

そしてこれまで14回出場し、13回1stステージをクリア。なんと1stステージでリタイアしたことはたった1度しかない。

第7回大会以降、12大会、6年半の間、1stステージで落ちたことがないこの人なら、この流れを一気に変えてくれるはずだ。


マリン「結衣ちゃんは絶対クリアしますよ。結衣ちゃんは1stで落ちるわけないじゃないですか。結衣ちゃんは1stステージ最強です。結衣ちゃんが最初にクリアして、私にいい流れを持ってきてくれると信じてます。」


1stステージ最強の人、埼玉県川越市の巫女が行きます。1stステージ最強 対 難攻不落の1stステージが今始まる。

軽やかな足の運びで十二段跳びをあっという間にクリア。ロッググリップ、一段二段と落下の衝撃でグリップは揺れるが、この人は全く揺れない。

現在12大会連続で1stステージクリア中、過去1stステージでは1回しかリタイアしたことがない。そのときはタイムアップでした。今日多くの選手を苦しめてきたポールメイズもあっという間に通過。

しかしすべてのエリアがリニューアル。続いても初めで挑むジャンピンスパイダー、ここはどうだ氷川。そしてテンポ良く前進していく。やはりこの人が1stステージで落ちるイメージが湧かない。

バンジーブリッジ、二足歩行で行った。これは市原に続いて2人目。バランス感覚はお手の物。市原ひなのに続いて2人目のバンジーブリッジ二足歩行。

高さが増したそり立つ壁、一発で登った。なんと残り50秒もある。時間にはまだたっぷりあるぞ。

フライングシュートに挑む。夜の闇に赤と白の衣装、氷川結衣がー!

どうしたー!?氷川が落ちたー!氷川結衣が1stステージで落ちたー!


「あああああ!えー!?」

「なんで?結衣ちゃんが1stで落ちるなんて初めて見た」


まるで目の前に宇宙人が現れたかのような、突然の事態、あまりに信じられない事態に取り乱すマリン。


これまで出場14大会中13回、12大会連続で1stステージをクリアしていた氷川結衣。氷川にとっては1stステージなど通過点のはずだった。

しかし第19回大会のSASUKE 1stステージは難関を極めた。この滑り台には悪夢が住んでいるのか。

氷川結衣、13大会ぶりの1stステージリタイア。しかしそのときはタイムアップだったので、15回目の出場で、初めて味わう1stステージの沼地。

なんとSASUKE第19回大会、史上最強の巫女、誰もが認める1stステージ最強の人が、初めて1stステージの沼地に吸い込まれました!


アナ「何が足りなかったんでしょうか?」

「実力ですね。もう何もかもが私の力不足です。」



なんと1stステージクリア者が1人も現れないまま、SASUKE第19回大会1stステージは大詰め。

ついに残るはたった3人となってしまった。続いて挑むのは、まだ2人しかいないSASUKE完全制覇者の1人。

SASUKE史上初の完全制覇者、ガソリンスタンド勤務、長谷川健一です。史上初の完全制覇者が新SASUKE史上初のクリア者となってくれるはずだ。

妻の声援、仲間たちの声援を背に、長谷川が行きます。かつてこの長谷川の完全制覇によってSASUKEは新たな姿に生まれ変わりました。

前回水無月祐樹の完全制覇によって、また新しくなったSASUKE。

おーっとまたもポールメイズがちょっと動かない。今日はこのポールメイズで多くの挑戦者が苦しんでいる。この長谷川が再びポールをゆり動かしていく。うまくポールを扱っていきました。体とポールが一体化。

さあ難関ジャンピンスパイダーに長谷川が行きます。長谷川健一問題ありません。さあポールメイズのタイムロスを埋めるためにここからペースを上げていきたい長谷川だ。

そしてこのバンジーブリッジに長谷川が挑む。四つん這いで進んでいく。初めて挑んだバンジーブリッジ、長谷川難なくクリアしました。

現在の残り時間は40秒を切った。ちょっと時間がなくなってきている。そり立つ壁、おーっと長谷川の足が進まない。

さあ2回目、あーっと。2回目も失敗。次は3回目。このそり立つ壁は今回のリニューアルで、5回失敗すると失格になる。


マリン「がんばれー!」


勝樹「あきらめるなー!」


さあ長谷川、ラストチャンスだ。次の5回目にすべてをかけろ。さあ長谷川、手が届いた!

ラストチャンスで手が届いたが、まさかまさか、警告音が鳴っている。SASUKE史上初の完全制覇者、ガソリンスタンド、長谷川健一、まさかの時間切れ!

長谷川健一、なんとかラストチャンスの5回目でそり立つ壁を登ったが、ここでタイムアップ。

長谷川健一、1stステージリタイア。


マリン「こんなSASUKE初めてだよ。90番台後半まで誰もクリアできないなんて。でも次の結衣ちゃんはやってくれると思う。」


5回失敗すれば強制リタイアとなるそり立つ壁。4回失敗しあとがなくなった長谷川。ラストチャンスの5回目でついに登ったが、とき既に遅し。直後に無念のタイムアップの砲を聞いた。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ついに残る挑戦者はあと2人。ゼッケン99番宮崎マリンと、ゼッケン100番水無月祐樹。

しかし、この小説、そしてテレビ放送ではこの2人の順番を入れ替え、水無月祐樹の挑戦を先にお見せする。

それに応じて実況もアフレコで撮り直された。理由は実際に見て考えてほしい。



スタッフ「水無月さん、みんなの夢が水無月さんにかかってます。」

「そうですね。100番はただでさえ重いのに、まさかこんな状況で回ってくるなんて。」


いよいよSASUKE第19回大会、99人目の挑戦者(ゼッケン100番)を迎えました。

前回のSASUKE、第18回大会で史上2人目の完全制覇を成し遂げた。

地上22.5メートルのこのファイナル地点から、下界を見渡し、そして歓喜に想いに浸った。この人が100人目のチャレンジャー。

完全制覇者となって、ゼッケン100番をつけて迎える初めてのSASUKEです。

その100番という重圧は、スタート地点に立ったとき初めて感じると思いますと、水無月祐樹は競技の前に語っていました。

今どんな思いでスタートラインに立っているか。史上2人目の完全制覇者、水無月祐樹!


100番をつけた水無月祐樹…ああーっと!

…どうした!?いきなり十二段跳びでまさか!


勝樹「ここで?早すぎるよ」


十二段跳びの5つ目で足を踏み外した!

前回完全制覇者、ゼッケン100番の水無月祐樹が1stステージ、スタートエリアで消えた!


アナ「完全制覇者として初めて挑んだ今回のSASUKE、どうでしたか?」

「ここで落ちるとは思わなかったです」

アナ「神戸さんもここでー?、って言ってました」

「ここは僕もノーマークでしたね。」


かつてなき異常事態。1stステージ全滅。99人の夢は、この人に託された。

ライフセーバー、宮崎マリン。

過去6度ファイナルステージに進出し、第12回大会では完全制覇にあと0.06秒まで迫り、前回まで完全制覇に最も近い人と言われていた。

史上2人目の完全制覇を水無月祐樹に先を越され、主役の座を奪われた宮崎マリン。

過去出場15回中、12回1stステージをクリアしている宮崎にとってここはあくまで通過点。そう思っていた。

練習で繰り返してきたのもあくまで3rdステージとファイナルステージのトレーニング。こんなところで落ちるわけにはいかない。

あこがれ続けた英雄も、ともに切磋し夢を追い続けた仲間ももういない。99人の無念、背負う覚悟はできている。


過去10年間、今大会19回目を迎えたSASUKE。この1stステージで、すべての競技者が終了したことはいまだかつてありません。

目指すはファイナルステージ、その頂きに向け、99人の者たちが挑んできました。99人が散り、ついにこの人を残すのみとなりました。

この人にすべては託されたのです。ライフセーバー、宮崎マリン。

この両肩に99人の者たちの想いを乗せて今スタートします。SASUKE史上初めて、1stで全てが終わってしまうのか。


宮崎マリンに託された!前回完全制覇者が出たことにより大リニューアル。すべてのエリアがリニューアルされた1stステージ。

それはつまりこの宮崎にとってもすべてが初挑戦のエリアとなるわけです。

数々の実力者たちが姿を消しました。鋼鉄の魔城はまさに牙を向きました。まさかこんなにも1stステージが厳しいものになるとは。挑戦者たちの前に立ちはだかった1stステージ。

さあジャンピンスパイダーはどうだ。宮崎マリンが飛んでいく。宮崎は新しくなった1stステージでも決してつまずかない。

完全制覇に最も近い人と言われながら前回、水無月祐樹に先を越されてしまった。今度こそ自分が完全制覇を成し遂げるためにこんなとこどでつまずくわけにはいかない。

残りは今50秒を切った。そり立つ壁は1回で登りたい。あーっと届かない。さあもう1度、あーっとどうした宮崎。届いたかに見えたが手が滑ってしまった。

焦ってはいけない。3回目、ダメか。チャンスはあと2回。ここで終わってはいけない。SASUKE史上初めて、1stですべての人間が消えることは許されないのだ。

4回目でそり立つ壁を登ったが、残り時間は30秒を切った。これは非常に厳しくなってしまった。

さあフライングシュート、盟友の氷川結衣がここで先ほど涙を呑んだ。宮崎はうまくロープにしがみついた。しかしなかなか対岸に着地できない。網をつかんだ。おーっとダメか。

19回目のSASUKE。10年に渡って行われてきた。このまま混迷の時代へと突入してしまうのか。

ようやく対岸に足をかけたが、残り時間が15秒を切ってしまった。時間がない。これはもうダメだ。万事休すだ。

残り10秒、警告音が鳴り始めた。SASUKE史上初、この宮崎が1stステージで散ってしまった瞬間に、過去例を見ない、最も惨敗の歴史が刻まれる。

100人最後の砦、宮崎マリン、ここで無情のタイムアップ!


SASUKE史上初、1stステージで、100人が消えたー!


SASUKEでは最も屈辱の歴史、100人の夢、1stステージで散りました!



第19回大会結果

総合1位:71 市原ひなの 1st/ロープラダー(頂上、ボタン前でタイムアップ)

総合2位:60 山本撫子 1st/ロープラダー(頂上付近でタイムアップ)

総合3位:50 赤羽孝宏 1st/ロープラダー(中腹でタイムアップ)

総合4位:99 宮崎マリン 1st/ロープラダー(挑戦前タイムアップ)

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