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第16回

SASUKE第16回大会。

前回最優秀成者の神戸勝樹は引退。初めて神戸がいないSASUKEに新ルールが追加された。


それは当日、会場で突然知らされた。


「マリンちゃん、見てこれ」

「新企画、ゼッケン争奪マラソン!?」


SASUKE第16回大会は新企画、己のゼッケンを委ねるゼッケンを400✕3、1200メートルのミニマラソンで決める。

挑戦者はゴールした順番に1~100番の好きなゼッケンを選べる。

つまり出場者全員に栄光のゼッケン、100番を手にする権利があるのだ。


ゼッケン争奪1200メートルマラソン、スタートです。


「位置について、ようい、ドン!」


さあ号砲が鳴らされた第17回のSASUKE。今回はゼッケン番号をかけたマラソンからスタートです。

1周は400メートル。全3周です。

先頭集団には元SASUKE先生中上新一郎、野球経験のある水無月祐樹の姿がある。

その後ろに史上最強の巫女氷川結衣、オリンピック競泳金メダリスト海原愛がいる。

4大会連続ファイナリスト、宮崎マリンはゼッケン何番を手にするのか。


1周目が終わり2周目に入った。現在トップは声優の小野裕介。なんと声優がマラソンでトップに立っている。

続いて箱根駅伝出場経験のある町役場勤務、久留米翔太だ。その後ろに前々回3rdステージ進出の学生、水無月祐樹。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

マラソン前のインタビュー

アナ「長谷川さんは何番がいいですか?」

健一「できれば100番取りたいと思います。」


「宮崎さん、何番を取りたいですか?」

マリン「90番から99番で。」

「100番ではないんですか」

マリン「100番は無理じゃないかな。私運動会のかけっこで1位になったことないんですよ。」


新一郎「1番を引くか、100番を引くか、ここも作戦ですよね。できれば100番がいいな。」

「100番がいいですか」

新一郎「1番はつけたことあるけど、100番は1度もないんで。」


結衣「何番でもいいですけど、もし1着でゴールできたら、99番にします。」

「100番ではないんですね」

結衣「100番は荷が重すぎます。プレッシャーかかって1stで落ちたらシャレにならないんで。まあ100番しか残ってなかったら仕方ないですけど。」


愛「1番は嫌ですね。」

「それはなぜ?」

愛「不利じゃないですか。前の人の挑戦を見れないのは。2番や3番もきつい。なるべく後半のゼッケンを取れるように頑張ります。」

愛「できれば100番がいいですね。全員の競技を見てからやれるってのは有利ですからね。」


静香「1番と100番、どっちがいいかと言われたら100番ですね。フィギュアスケートだったらリンクが一番傷んでないから1番がいいんですが、SASUKEは他の挑戦者を見てから分析できる後半のほうがいいです。」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

箱根駅伝出場、町役場勤務久留米翔太がトップに立った。2番手はSASUKE前々回3rdステージ進出の水無月祐樹。声優の小野祐介は3位に後退。

まもなく2周目が終わり、3周目に入る。3周目に入った。

現在先頭は久留米翔太。その後ろを追って水無月祐樹、その後ろに小野祐介。

その後ろの集団にはファイナリスト経験者の中上新一郎がいる。


ゴールまであと200メートルほど。果たして箱根駅伝出場の久留米翔太がこのSASUKE、ゼッケン争奪マラソンを制するのか。

リトルリーグ野球経験のある水無月祐樹も負けていない。トップ久留米に食らいついている。


残り50メートル。さあ久留米か、水無月か。駅伝か野球か。

久留米翔太が1着でゴール。そしてゼッケンを取りに行く。1位の久留米が100番のゼッケンを手にしました。

惜しくも2位の水無月祐樹はゼッケン99番。

3位は小野祐介。小野祐介は98番を取った。


4位はSASUKE第12回大会ファイナリスト、中上新一郎、ゼッケン97番。


氷川結衣はゼッケン95番を取りました。

競泳オリンピック金メダリスト海原愛はゼッケン88番。


史上唯一の完全制覇者、長谷川健一は72番。早めのゼッケンを取った。

フィギュアスケート、佐藤静香は75番。


そして宮崎マリンだ。果たして後ろのゼッケンはどのくらい残っているのか。

90番台、80番台はもう残っていない!

取ったゼッケンは50番。もう後半のゼッケンはほとんど残っていなかった。宮崎マリンゼッケン50番。これは自身もっとも早い番号になってしまった。


365プロアイドル、小海春香はゼッケン51番。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1stステージ

ゼッケン争奪マラソンが導入された代わりに、新エリアはなし。

1.ハードルジャンプ

2.バタフライウォール

3.三段ローリング丸太

4.クロスブリッジ

5.ジャンプハング

6.ねじれた壁

7.そり立つ壁

8.ターザンジャンプ

9.ロープクライム

制限時間95秒


新企画のゼッケン争奪マラソンの結果、トップバッターのゼッケン1番を選択した人の登場です。

ゼッケン1番は、北海道のAさんです。あえて自ら1番のゼッケンを選びました。

まずはハードルジャンプをクリアし、バタフライウォール。

続いて三段ローリング丸太、途中に15cmの段差がある。北海道のAさん、道産子、道産子ー。ローリング丸太クリアしました。

そしてクロスブリッジ、ここもOK。さあジャンピング、北海道のAさーん!

北海道のAさん、ジャンピングで脱落。


冬馬「正直、さっきのマラソンの疲れがまだ残ってます。まさかマラソンやるなんて聞いてないよ。」


有力選手が早くも登場です。

ゼッケン7番、第15回大会で3rdステージに進出、筋肉系アイドル中川冬馬の登場です。

さあ中川の1stステージの挑戦が始まりました。六段跳びは軽く飛んでいった。

ゼッケン争奪マラソンの結果、SASUKEではお馴染みのこのアイドルが今回はゼッケン7番という1桁番号で早くも登場してきました。

ローリング丸太をクリアして、バタフライウォール。先ほどまでマラソンを走っていた。その疲れは今のところ感じさせていない。

さあジャンピング、飛んだ。ネットしがみついて下から足を上げていく。着水をしたら失格になってしまう。足は大丈夫か。

続いてはねじれた壁、ロープをつかんだ。ここからは時間との戦いとなってくる。

そり立つ壁、1回で行きたい。おーっと1回目は失敗。残り時間はまもなく20秒となる。2回目、届いた。届いたが残り15秒を切った。

時間はないぞ。残り10秒、中川急げ、中川急げ、残り3秒、中川冬馬まさかのタイムアップ!


途中まで順調だった中川冬馬。しかしゼッケン争奪マラソンのあと、早めのゼッケンを取ったことが響いたか。


マリン「ゼッケン50番はちょうど前半のトリってことで、第2の100番の気持ちで行きます。」

「出発」

「「進行!」」

「発車」

「「オーライ!」」


「でも前半スタートって慣れてないので、100番のときとは違う緊張感があります。」


ゼッケン争奪マラソンの結果、50人目で早くも完全制覇の大本命が登場です。

第10回から第13回まで4大会連続ファイナリスト、ライフセーバー、宮崎マリンが行きます。

いつもは100番または99番をつけているこの人が、今回新設されたゼッケン争奪マラソンの結果、50番というゼッケンに回りました。

50番というのも前半のトリ、第2のゼッケン100番といってもいいかもしれないゼッケン50番。

前半にこの宮崎マリンの1stステージを見るというのはかなりレアな体験だ。三段ローリング丸太クリア。

4大会連続でファイナルステージに進出した経験のある宮崎ですが、前回はまさかの1stステージ、ねじれた壁でリタイア。

さあクロスブリッジ。難なく通過していったライフセーバーの宮崎です。ジャンプハング、高い!ネットの上の方に飛びついて、今回も上から行く。

しかし次は前回まさかの失敗となったねじれた壁。つかんだ。前回と同じ轍は踏まない。

そしてそり立つ壁、一発で登った!

さあ最初のクリアなるか。今回は慣れない前半の1stステージ。しかし前半スタートになっても宮崎の強さは何も変わらない。ロープクライム登っていく、登っていく。宮崎マリン、今大会初のクリア!

前半の最後で最初のクリア者が出た。見事前半のトリを飾りました。後半の50人にこのバトンをつないでいきます。


続いても過去のファイナリストが続けて登場します。SASUKE第3回大会ファイナリスト、お馴染み365プロアイドル、小海春香。

さあアイドルの小海春香が行く。おーっとちょっとつまずいた。勢い余った小海。

バタフライウォールをクリアして、ローリング丸太、回った回ったいいぞいいぞ。史上最強のアイドル小海春香。

さあ急いでいるジャンプハング、飛んだ。下から行くか、下から行った。

ここまではいいペースで来ている。ねじれた壁、さらにはそり立つ壁。越えたー!

さあ宮崎マリンに続いて一気に2人目のクリアなるか。登っていく、あと少し。ボタンを押した!

2人目、そして自身3大会ぶりの1stステージクリア!


前回3rdステージに進出。筋肉系アイドル、中川冬馬です。

過去3回1stステージをクリア、前回は3rdステージに進出。中川冬馬が飛んでいく。このあたりは軽い。

さあローリング丸太。中川冬馬回っていく。そしてクロスブリッジ、おーっと危なかったが大丈夫だ。

そしてジャンプハング、どうだー、高い!高いところをつかんだ。

ねじれた壁も大丈夫。なんとまだ時間は40秒以上あるぞ。そり立つ壁、おーっとどうした中川。2回目、あーっとどうしたんだ。

3回目、登れない!なんと前回3rdステージ進出の中川冬馬、1stステージそり立つ壁で脱落!


第12回大会で3rdステージ進出の自動車整備士、松本信治はねじれた壁でリタイア。


そして72人目に伝説のこの人、SASUKE史上唯一の完全制覇者、ガソリンスタンド勤務、長谷川健一が挑みます。

しかしここ2大会は1stステージで脱落。今回は1stステージでつまずくわけにはいかない。

まずはこのあたり難なく飛ばしていきます。バタフライウォールを通過して、ローリング丸太。ここも全く問題ありません。

ゼッケン争奪マラソンで、72番といういつもより早めのゼッケンを選択してきました。

さあジャンプハングだ。どうだー、しがみついた。ジャンプハングクリアしました。

続いては前々回リタイアしたねじれた壁に挑みます。さあどうだー、しっかりとロープをつかみました。

そり立つ壁。1回目は失敗。2回目はどうだ、残りは20秒を切った、あーっと!

前回もここで敗れた長谷川。ここで警告音、またしても長谷川、そり立つ壁を登れずタイムアップ。


さらにフィギュアスケート、佐藤静香もそり立つ壁でリタイア。

ゼッケン争奪マラソンの影響か、1stステージでスタミナ切れを起こす選手が続出。


次々と消える有力者たち。続いては88人目の挑戦者。

競泳オリンピック100m・200m平泳ぎ金メダリスト、SASUKEでも第12回大会でファイナルステージに進出したこの人、海原愛が行きます。

オリンピックのゴールドメダリストがやってきました。さすがこのあたりはお手の物。ローリング丸太回っていく。

―クロスブリッジ、ジャンプハング、ねじれた壁も順当にクリアし、鬼門のそり立つ壁へ。

さあそり立つ壁、1回で登った!残るはターザンジャンプからのロープクライム、残り15秒、さあ登った登った!3人目のクリア!


このあとゼッケン92番、レスリングのオリンピック金メダリスト米田達也がクリア。

さらにゼッケン93番、体操の白鳥寿も1stステージをクリア。


1stステージここまでクリアしたのはわずか5人。残る挑戦者はあと6人。

95人目の挑戦者は12回目の出場、川越の巫女、氷川結衣です。

現在9大会連続で1stステージをクリアしているまさに1stステージ最強のこの人。今回クリアすればなんと10大会連続の1stステージクリアとなります。

過去1stステージでリタイアしたことは1度しかありません。

毎日神社の石段で走り込みをしているという氷川。そのおかげでゼッケン争奪マラソンでも上位でフィニッシュ、ゼッケン95番という高めのゼッケンを獲得しました。

ジャンプハングにやってまいりました。ここも高い。上に登っていく。

ねじれた壁も通過。そしてそり立つ壁、一気に行った!まだ時間は30秒も残っている。これは行ったも同然か。

9大会連続1stステージクリアの巫女、氷川結衣、今回も1stステージクリア!それも最速タイム!

これで10大会連続の1stステージクリア!節目のクリアを最速タイムで決めました。


アナ「10大会連続の1stステージクリアです。」

「今回はマラソンもあったので、足にきましたね。」


残る挑戦者はあと4人。続いては絵本作家、中上新一郎です。

SASUKE第12回大会のファイナリストだ。中上が行く。

―そり立つ壁、一発で登った。

―ロープクライム登っていく。中上新一郎7人目のクリア!



ゼッケン98番はゼッケン争奪マラソン第3位、人気アニメ『涼風ハルミの憂鬱』、『黒木のバスケ』で有名な声優、小野祐介です。

なんとアニメ声優がマラソンで3位になって、98番というゼッケンを獲得しました。

『涼風ハルミの憂鬱』『黒木のバスケ』の声優、小野祐介が行く。

三段ローリング丸太にやってきました。おーっとしっかりしがみついている。普段アフレコの合間にトレーニングをしているのか。

クロスブリッジ、おーっとどうだ。危なかった、危なかった。

続いてはジャンプハング。声優小野祐介ー!

快進撃はジャンプハングまで。ゼッケン争奪マラソン第3位の声優、大健闘の1stステージリタイア。


ゼッケン99番は前々回3rdステージに進出したこの人。学生、水無月祐樹。

6回目の出場となりました。水無月祐樹が行く。ここは慎重に越えていきましたハードルジャンプ。

前々回の最優秀成績者、そして今回のゼッケン争奪マラソン第2位。さあローリング丸太、ここまでは軽やかにやってまいりました。

ジャンプハング、飛びついた。ここもクリアしました。ねじれた壁、ロープをつかんだ。

さあそり立つ壁、おーっと届かない。1回目は失敗。そして2回目はどうだ。届かない!どうした水無月祐樹。

ここで警告音。前々回の最優秀成績者、ゼッケン争奪マラソン2位、ゼッケン99番、水無月祐樹ここでタイムアップ!


アナ「ゼッケン争奪マラソン2位で、99番というゼッケンを選んだSASUKE、いかがでしたか?」

「マラソンで力を使い果たしちゃったかもしれないですね。でも99番という、今後一生つけられないかもしれないゼッケンをつけられたことは誇りに思います。」


夜の闇の中、いよいよSASUKEの1stステージに最後の1人が挑みます。

史上初めて行われたゼッケン争奪マラソンで第1位となり、好きな番号を選ぶことができたこの人は、栄光のゼッケン100番を選びました。

ここまで1stステージのクリアはわずか7人。果たしてクリアは8人となるのか、それとも7人のままなのか。

最後の挑戦者は箱根駅伝第10区ランナー、現在は町役場勤務、久留米翔太。初めて挑むSASUKEで、初めて栄光の100番を背負って、今スタートです。


さあ箱根駅伝ランナースタート。箱根駅伝では最終第10区担当、つまり箱根駅伝でも最後の走者、SASUKEでも1stステージ最後の挑戦者を担当することになりました。

久留米翔太、バタフライウォール、足には抜群の自信あり。

さあローリング丸太、あーっといきなり転落!なんと箱根駅伝出場、ゼッケン争奪マラソン優勝久留米翔太、ローリング丸太にまたがった直後に落下。

栄光の100番の挑戦者がこんなところで落ちるとは…。


ゼッケン争奪マラソンのトップ3は全滅。足が早くても、マラソンとSASUKEは別物だった。


「正直、100番は重かったです。」


その言葉に観客席からはブーイング


長谷川「自分で選んだんだろ!」

中上「100番がいいって選んだんだろ」



マリン「なんというか、初めて1stステージの後半を落ち着いて見れたな。自分の出番を終えたあとだったから。」

結衣「そうだね。マリンちゃんはいつも100人中最後か、その1つ前だもんね。」

マリン「今回は高みの見物ができたってとこかな。そう思うと、このゼッケンも悪くなかったな。」


「でもこれから…、いよいよ始まっちゃうんだね。2ndステージ。私が一番最初だよ。緊張するよー。」

「そうだね。マリンちゃんの前、誰もクリアしなかったもんね。トップバッターとして、いいお手本見せてね。」


結衣「ねえ、さっきの箱根駅伝の人…、久留米さんのインタビューどう思った?」

マリン「どうって?」

結衣「自分でゼッケン100番を選んだのに、100番は重かったって。」


マリン「気持ちはわかるよ。SASUKEに出てる人ならみんながあこがれる栄光のゼッケン100番。マラソンで1位を取ったら好きなゼッケンを選べるってなったら、もう二度とチャンスはないかもしれない100番がいいって思うのは当然なんじゃないかな。」

マリン「でもいざスタート台にあがったとき、100番を選んだことを後悔しちゃうのも、わかる気がする。プレッシャーかかるもん。」


「初めて100番をつけた大会でファイナルに行ったマリンちゃんにもわかるんだ。あのときはすごく嬉しいって言ってたし、プレッシャーかかってる印象全くなかったけど。」

「私も重かったよ。うっかり1stで落ちちゃったらどうしようって思ったもん。」

「へえ、初めて聞いた。」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2ndステージ進出は宮崎マリン、小海春香、海原愛、米田達也、白鳥寿、氷川結衣、中上新一郎の7人

初の進出は米田達也ただ1人。


2ndステージは、前々回新設されたメタルスピンがロープが短くなって、2大会ぶりに登場。

1.ロープグライダー

2.スパイダーウォーク改

3.バランスタンク

4.メタルスピン

5.ウォールリフティング

制限時間65秒


100人中わずか7名が2ndステージに進みました。

端を切って、いきなり完全制覇に最も近いと言われるこのライフセーバーが登場します。宮崎マリンです。

ゼッケン争奪マラソンの結果、50番という前半の番号に回りまして、今大会最初の1stステージクリア者となりました。

宮崎マリンが2ndステージ最初の挑戦者となるのは、第6回大会以来2回目。

しかしこのときは実は2ndステージ進出者が宮崎1人のみという大会でしたので、複数の選手が2ndステージに進出した大会では初めてのトップバッターであります。

さあスパイダウォークをスムーズに登っていく。最初の挑戦者として、後続の挑戦者のお手本となれるのか。この人が最初の挑戦者なのは非常に頼もしいところだ。

スパイダウォークをクリアすればバランスタンク。ここも危なげない。しっかりとバランスをとった。

メタルスピン、しがみついた。さあウォールリフティング、1枚目、2枚目、3枚目もあっという間に持ち上げて、今クリア!

1stステージに続いて、今大会最初の2ndステージクリアも宮崎マリンです。


「おめでとうございます」

「ありがとうございます。いいトップバッターになれたと思います。」


1人目の成功がその後の流れに大きく影響する第2ステージ

ライフセーバー宮崎マリンに続き、アイドルの小海春香もクリア。4大会ぶりの3rdステージ進出を決めた。


競泳オリンピック金メダリスト、海原愛も2大会ぶりの3rdステージ進出。

レスリング米田達也もクリア。初の3rdステージ進出を果たす。

さらに体操の白鳥寿も2ndステージクリア。これで5人連続のクリア。


続いては10大会連続の2ndステージ進出。10大会連続の3rdステージ進出を目指します。史上最強の巫女、氷川結衣。

出場11大会中9回3rdステージに進出している氷川。3rdステージ進出率は実に81.8%です。

毎日の神社の石段ダッシュにとって、ゼッケン争奪マラソンでも好成績をあげ、ゼッケン95番という終盤のゼッケンを手にした。

ここまで全く危なげなし。メタルスピン飛びついた。

ウォールリフティング、1枚目30kg、早い早い、50kgの3枚目を持ち上げれば、10大会連続の2ndステージクリア!

そしてこれでなんと6人連続の2ndステージクリア。最高の流れで最後の挑戦者、第12回大会のファイナリストにバトンが渡された。


中上「俺だけ置いていかれなければいいけどな」


まるで生き物のように炎を吐き、そして沈まぬ太陽のように光るステンドグラス。2ndステージはまさに生きているのかもしれません。

さあ2ndステージ最後の挑戦者です。絵本作家、元SASUKE、中上新一郎。

ゼッケン争奪マラソンでは4位となり、97番のゼッケンを選択した。98番以降、ゼッケン争奪マラソン上位3人は1stステージで姿を消しました。

つまりこの中上が2ndステージに生き残った選手中、最も足が速い人ということになります。これは最速のタイムの期待もかかるか。

3rdステージの先、ファイナルステージ進出も目指しております。

あっという間にスパイダウォークを駆け抜け、バランスタンク、ここも問題ない。

さあメタルスピンだ。飛びついていった、なんとー!

最速タイムを狙えるかと思われた中上新一郎、何があったんだ?


2ndステージ全員クリアはならず。

中上新一郎、今大会唯一、2ndステージで姿を消します。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

3rdステージ進出は6人


3rdステージもリニューアル。パイプスライダーの手前に難関、デビルブランコが新設された。

1.ランブリングダイス

2.ボディプロップ改

3.カーテンクリング

4.クリフハンガー

5.ジャンピングバー改

6.センディングクライマー

7.デビルブランコ

8.パイプスライダー


2ndステージは7人中6人がクリア。6人でファイナルステージ進出をかけた3rdステージが始まります。

まず先陣を切りまして、ライフセーバー宮崎マリンが行きます。

まず宮崎が行きます。端を切って、完全制覇に最も近いと言われるこの人が行きます。ランブリングダイス転がしていく。しっかり着地してまずランブリングダイスクリアしました。

第10回大会から第13回大会まで4大会連続ファイナルステージ進出。第12回大会では完全制覇まであと0.06秒までいきました。

前回はまさかの1stステージリタイア。前々回は3rdステージで涙を呑んだ。3大会ぶりのファイナルに向けて、ボディプロップスタート。小刻みに体が震えてくるが、この人はほとんど危なげがなさそうだ。ボディプロップクリア。

カーテンクリング、さあしがみついた。テンポよく進んでいく。テンポよく進む。あとわずかだ。早い!スピードがある。乳酸が溜まる前に、このカーテンクリングをクリアしていった。

さあクリフハンガーです。このクリフハンガーは得意としていたが、前々回の第14回大会でリタイアを喫した因縁のクリフハンガーに2大会ぶりに挑んでいく。1つ目の段差を通過、さあ2つ目の段差はどうか。今回は危なげがない。クリフハンガークリア!

前々回の悪夢を払拭しました。続いてはジャンピングバーです。ここでインターバルを取って、ジャンピングバーに挑んでいく。

さあジャンピングバー、まず1つ目行った、2つ目、3つ目、4つ目、さああと1つ、飛んだー!ジャンピングバージャンピングバークリアしました。そしてセンディンクライマー登っていく。スムーズに登っていく。

さあいきなりファイナルステージ進出者が出るのか。グリーンのバーに足をかけて一瞬の休息。

いよいよ残るは新エリアのデビルブランコとパイプスライダー。3大会ぶりのファイナルステージ進出まであと2エリア。


さあ新エリアのデビルブランコ。段差は45cmある。登れるか、身体を振り子のようにして、さあ近づけるか。さあどうだ、あーっと!

なんとパイプスライダーのパイプが前に行ってしまった。これを手元にたぐりよせるには一体どうすればいいのか。

振る、体を振る、空中ブランコー!

パイプに向かってジャンプしたら無念の水しぶき。

これは無念。パイプスライダーが遠のいたと同時に、ファイナルの切符も宮崎の手から遠のいてしまった。


アナ「ファイナルまであと一歩でした」

「もったいなかったですね。パイプを逆手で持てばよかったです。」



春香「第12回大会のリベンジします」


続いては365プロアイドル、小海春香です。4大会ぶりの3rdステージ、まずはランブリングダイスをクリアしました。

第3回大会でファイナルステージに進出しました。第4回大会ではクリフハンガーの前身スカイウォーク、第12回大会でもクリフハンガーでリタイアしております。

ボディプロップ、体をつっかえ棒にして進んでいく、2つ目の空白、3つ目の空白も越えて、ボディプロップクリアしました。

カーテンクリング、しっかりとカーテンを握って、残るは3分の1、さあどうだあとわずかだ。カーテンクリングもクリアしました。

さあいよいよ因縁のクリフハンガーです。4大会前の第12回大会、12大会前の第4回大会のリベンジはなるか。

さあ久しぶりに挑むクリフハンガー、指先をかけて進んでいく、まず30cmの段差クリア、続いて45cmの段差。どうだ、しがみついた、小海行けるか、小海頑張れ、あーっと!

クリフハンガー最終突起で惜しくも落下。因縁のクリフハンガー攻略まであとわずかでした。


「悔しいですね。リベンジならずです。」



続いてはオリンピック競泳金メダリスト、海原愛。オリンピックで2つの金メダルを獲得したこの人は、SASUKEでも第12回大会でファイナルステージまで進出。

―ランブリングダイス、難関ボディプロップ、カーテンクリングを難なく越えて、続いてはクリフハンガー。

さあクリフハンガー、まず30cmの段差、そして45cmの段差、クリフハンガークリアなるか。指先をかけたがー。

指先をかけたが、海原愛、今回は残念ながらクリフハンガーでリタイアです。


初の3rdステージ進出、レスリングの米田達也は苦しみながらもボディプロップを通過。

静かに小さく夜空を見上げました。そして青白いカーテンにしがみついていく、あーっと米田!

米田達也はカーテンクリングでリタイア。


白鳥寿はボディプロップで大苦戦。2つ目の空白と3つ目の空白の間で落下。

これで99人の夢が消え、ついに最後の1人。


アナ「氷川さんが最後の挑戦者です」

「いつもはマリンちゃんに私の想いを託してもらっているので、今日はいつもの恩返しというか、私がマリンちゃんの想いを背負って頑張ります。」


100人最後の生き残り。初めて味わうその重圧。

最強の巫女が初めて、仲間たちの分まで、仲間たちの想いを胸に3rdステージに挑みます。

10回目の3rdステージ進出、氷川結衣。両肩に散っていった99人の想いを背負って今行く。

果たして初めてファイナルステージ進出はなるのか。


まずはランブリングダイス。今大会も99人が姿を消した。ゼッケン争奪マラソンの結果、前半のゼッケンに回った宮崎マリンも既に姿を消しました。

ゼッケン争奪マラソンでは、1位元箱根駅伝ランナー久留米翔太が100番、2位元少年野球水無月祐樹が99番、3位声優の小野祐介が98番。

トップ3は1stステージで消えた。4位でゼッケン97番の中上新一郎も2ndステージでまさかの敗退。結果、ゼッケン95番のこの氷川結衣が3rdステージ最終競技者となりました。

まずランブリングダイスをクリアしました。初のファイナルステージに向けて、そして完全制覇に向けてこれからボディプロップ。

さあボディプロップ、中盤まで来た。まもなく3つ目の空白、ここで落ちたこともあるが、ここを越えればあとわずか、あとわずか、クリアした。

カーテンクリング、肘はしっかり曲がっている。リズミカルに進んでいく。カーテンクリング、ファイナルステージに向けてカーテンを開けていきました。

さあ前回涙を呑んだクリフハンガーだ。鬼門としているクリフハンガー、今回は敗れてなるものか。まず30cmの段差を越えた。さあ45cmの段差、肘はしっかりと曲がっている。さあどうだー。クリフハンガークリア!

前々回はボディプロップ、前回はクリフハンガー。3大会ぶりにクリフハンガーをクリアしました。

今宵99人が姿を消した。最後の1人、氷川結衣が挑む。さあジャンピングバー、まず1つ!2つ!散っていった仲間たちの分まで、99人の分まで、最後の1つ飛んだ!ジャンピングバークリア。

しかしセンディングクライマー、苦しんでいる、氷川苦しい、あきらめるな!足も使えるぞ。苦しんだが、センディングクライマークリアしました。

そしてグリーンのバーに足をかけて、つかの間のブレイク。そしてこのあと親友の宮崎が涙を呑んだデビルブランコ。

10回目の3rdステージ、しかしいずれも涙を呑んできた。初めての3rdステージクリアに向けて、デビルブランコにぶら下がった。ここからパイプスライダーへと移れるか。手をかけた。あーっと離れてしまった。もう一度近づけるか。

あーっとパイプが遠ざかってしまった。さきほどの宮崎と同じ光景。あーっと落ちてしまった。


この瞬間にSASUKE第16回大会、100人全員がファイナルステージへの夢を絶たれました。



アナ「みんなの想いを背負っての戦いはいかがでしたか?」

「すごいプレッシャーだったんですけど、いつもこの境遇を味わってるマリンちゃんはすごいなって思いました。」


マリン「お疲れさま。かっこよかったよ。」

結衣「ありがとう。マリンちゃん、いつも最後はこんな気持ちでやってたんだね。」

マリン「うん」


「そういえば同じとこで落ちるって初めてだよね」

「そう言えばそうだね」

「次は一緒にファイナル行こう」



第16回大会結果

総合1位:95 氷川結衣 3rd/デビルブランコ

総合1位:50 宮崎マリン 3rd/デビルブランコ

総合3位:51 小海春香 3rd/クリフハンガー(最終突起)

総合4位:87 海原愛  3rd/クリフハンガー(下り段差)

総合5位:92 米田達也 3rd/カーテンクリング

総合6位:93 白鳥寿 3rd/ボディプロップ

総合7位:97 中上新一郎 2nd/メタルスピン

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