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2.とりあえず稼がないと


翌朝僕は家を出た。昨日の夜は少し落ち込んだが考えていても仕方ないし、なるようにしかならんよな、という結論に至った。


「貴族じゃなくなった今、どうやって今後過ごしていくか…だな。」

父から貰った見舞金は30万ギルある。普通に生活してれば2ヶ月位は持つ。もっとよこせやあの親父め。

簡単に思いつくのはジョブに見合った適正職につくことで、生活していくという方法。これはパス。大道芸人とかサーカス団になんて入りたくないし、そんな人生まっぴらごめんだ。

普通の職につこうと思っても適正職じゃない奴を雇うとなると、余程の能力でもない限り無理だ。僕が雇い主でもそうする。15歳の元貴族、ハズレジョブ持ち、あ、詰んでるわ。ありがとうございました。


「冒険者になるしかないよなあ」

そう呟いた僕は騒がしい建物の前にいた。

「冒険者」 困り事を解決したりモンスターと呼ばれる人に害をなす生き物を倒し、生計を立てる人達。

来るもの拒まず去るもの追わずの業界であり、犯罪者でもない限り過去は関係ない職業だ。


「あの、冒険者になりたいのですが」

「登録ですね、かしこまりました。こちらに年齢、ジョブの記入をお願いします。後ほど犯罪歴などがないか、魔道具を使い調べ問題なければ登録完了となります。」


こんなにあっさりでいいのか、と思うほど簡単に登録は完了した。

僕は実績もないし戦闘系ジョブでもないので最低ランクのGからのスタートらしい。

働きたくないなあと切実に思う。いや本当に。

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