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たたかう奇術師  作者: 金箔
1日目
6/45

言霊ってあるよね

前回のあらすじ

天使降臨

11:05 pm 研究所内・中庭

ログアウトした俺は、そのまま寝ても良かったのだが、ふと気が向いてコーヒーを飲むことにした。食堂についていたサーバーで汲み、カップを持って中庭を散策していると、ちょうど2人ほどが座れるようなベンチを見つけ、腰を下ろした。何故夜にコーヒーかと聞きたい人もいるだろう。俺はコーヒーを飲んでも目は覚めないから夜でも飲めるのだ。カイ曰く、「健太はおやすみって言ってから5秒くらいでもう寝息たててる」だそうだ。

夜の中庭は外灯も少なく、心なしか星がよく見えた。さらには月明かりが辺りを照らしてくれている。

…あの天使は可愛かったなあ。好きという感情が未だによくわからないが、あそこまでかわいいと逆に好きとかではなくなるような気がする。なんというか…人形みたいで…親近感が薄いような…でもまた会ってみたいなあ…


「隣、いいかしら?」

星空を見上げていると、突然声をかけられた。どこか聞いたことのある声…と思いながら振り返る。そして俺は


固まった。


「あら?あなたはさっき図書館で会った…」

「あ、はいそうです」

なかなか使うことのない敬語が素で出てしまうほど、俺は動転していた。目の前にはさっきまで想像(妄想ではない)していた天使さんであった。

「まだ名前聞いてなかったわね。私は…ゲームではフェイって名前だからそう呼んで。あなたは?」

「俺はソバタって名前にしてる。と、隣は空いてるけど…」

「じゃあ失礼してっと。貴方の職業って…んー、ソーサラー?」

「そうだけど…なんでわかった?」

「当て感よ。なんとなくそんな感じがしただけ」

「…そういうフェイは?ソーサラーか?」

「私はマーチャント。所謂生産職よ」

「いわゆる…生産職が何かわからなくて…」

俺の言葉を聞いたフェイはなにか信じられないものをわーそれこそUFOでもーー見たような顔をして言った。

「ええ…あなた本当になにも知らないのね…どうしてこのゲームをしようと思ったの?」

「友達が勝手に応募したんだよ。まあでも、嫌々始めたにしては面白いなと思い始めたところだな」

「そうなんだ…(そういう友達いるって憧れるな…)」

「ん?なんて言った?」

「ううん、なんでも。で、生産職だったわね。生産職っていうのは…たとえば武器や防具とか。後はアクセサリー、料理を作る職業をまとめていうのよ。あっそうだ。ソバタ君は身の回りでなにか入り用なものはない?確かまだ初期装備だったわよね?素材を提供してくれればそのぶん加工費は安くするわよ?」

「まだ始めた頃となにも変わってな…いや、変わったことといえば魔法使いの杖を…折ってしまったことくらいか…」

自分で言いながらあの出来事を思い出し、また気分が暗くなってきた。

「杖を折るって一体何したのよ?」

「野犬を杖で殴ってみたんだよ。そしたら杖が折れちゃって…そうだ、杖を使ってくれないか?」

「頑丈な杖はそのぶんMATKの威力は落ちるのよ?それでもいい?」

「出来るなら、お願いしようかな」

「承ったわ。私商店街の一角に弟子として店番してるから、素材が集まったら寄ってね?場所は…そうね、明日の午後一番に、中央広場で待ち合わせしない?案内するわ」

「分かった。じゃあ…もう夜も遅いし、俺はここで」

「うん、おやすみ」

「おやすみなさい」

こうして俺は、フェイと待ち合わせの約束をした。

…あれ?これってデートじゃね?


祝1000PV…ええ…

こんな稚拙な文章を読んでくれた方々、ありがとうございます^ ^

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