表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
たたかう奇術師  作者: 金箔
4日目
30/45

触れ合い水族館

前回のあらすじ

ソバタ救助会議

1:30 pm 海底迷宮・地下一階

動き始めてだいぶ時間が経過した。周辺をうろつき回り、なんとなくマップが出来上がって来た。とは言ってもまだまだ未踏区域も多いな。モンスターには5、6回ほど遭遇したが、完璧な布陣のおかげか、はたまた敵感知のお陰か、一度も攻撃を受けずに仕留め続けられた。ちなみに敵感知は強い敵ほど高い音程で、近いほど大きい音で反応するが、今のところ低く小さいものばかりでホッとしている。イカは爆撃で、新登場したダツーー口先が長く鋭い魚であるーーもイカより早く突撃して来たが、鳩の層に突っ込みたどり着く前に息絶えたようだ。今朝からのドロップ品は、イカリングと剣烏賊の外套膜、さらに駄津の顎を大量にゲットしている。これ、何かに加工出ろするのだろうか。特に剣烏賊の外套膜なんて硬い上に鋭い。まるで剣そのものみたいだな…短いけど。今度フェイのところに持って行ってみようかな。

さて、カイからメールは来ないのでもう一度テレパスをしようと思う。これは断じて寂しいからじゃないぞ?

「〈テレパス〉カイ」

少しの間の後、繋がる。

『お、どうした?』

「いや、進捗情報を聞きたくてな。どこまで来れた?」

『今海中を手分けして探してるんだが、中々入口が見つからなくてな。周辺の特徴とか覚えてないか?』

「そうだな、辺りは何もない平坦な海底だったな。ポツンと地下への階段があるもんだからびっくりした記憶もあるぞ」

『そりゃまたヒントの少ないことで』

「まあ早く見つけてくれよな」

『お前どんだけ寂しいん』

思わず通話を切ってしまった。なにかカイが冗談を言っていたような気がするが気のせいだろう。

…さて、マッピングの再開といきますか。


2:00 pm 海底迷宮・地下一階

さらに探索を続け、ドロップアイテムがさらに増えた。MPも一時底をつきかけたが、頑張ってマナポーションを飲み事なきを得た。ここら辺はゲームだからか、シュノーケルを思い切ってずらし、素早くマナポーションの瓶の口を突っ込んだ。多少海水が混ざり塩気が増し美味しく…はならなかった。普通にまずい。多分何を足しても美味しくならない味なのだろう。

さて、マッピングであるが、なんとさらに下へ行ける階段を見つけてしまった。下も暗いために中は確認していないが、恐らく地下一階と変わらない作りなのだろう。これ以上奥へ行くとさすがに帰れなくなりそうなので、ここを離れることにした。ちなみにマッピングスキルでは、階段のある場所にそれらしきマークが表示されていた。便利だなほんと。

取り敢えず状況を報告と行こうかな。

「〈テレパス〉カイ」

『お、ちょうどいいときにしたな』

「ちょうどとは?」

『ああ、ゆきが迷宮の入り口らしき場所を見つけてな。今そっちに集合しようとしているところだ。そっちは?』

「こっちはさらに下へ行ける階段は見つけた。でもまだ入り口は見つからんな」

『おいおい、下へは行くなよ?さらに救出に時間かかるぞ』

「もちろん行かないよ。地下一階で入り口を探すつもりだ」

『ならいい…よし、全員揃ったからこれから探しに行くぞ』

「おう。…!?」

カイと通話していると、突然敵感知が反応した。しかもこの反応、まずいんじゃないか…?かなり高い音を発しているようだ。

『どうした?突然黙り込んで』

「まだ確認してないけどヤバめの敵がいるらしい。早めに来てくれ」

『了解』

通話を切った俺は全神経を周囲に傾ける。前に何か通る?

そう思った途端、前方、十字路の交差点で輝いていた光球が消えた。いや、飲み込まれた?ともかく視界がないのはまずいな。

「〈ライト〉!」

もう一度灯りをつけ…俺が見たのは。

光球に照らされた巨大な魚…いや、サメ?

俺がそれを認識したと同時かそれより早く、こいつは向かってきた。速い!

「鳩、壁になって!」

鳩に指示を出し、通路の脇へ避けながら鑑定を発動させた。


青鮫 Lv20


青鮫…アオザメか。本によればかなり獰猛でサメの中でも最速を誇る奴だったはずだが…

見ている側から壁になっている鳩が消し飛んで行く。これ、削りきれないやつか?鳩を出している暇もなさそうだ。…鳩が消えれば俺の攻撃手段は…杖しかないな。勢いをつけて突くか?まずい、体が動かない…

鳩が全員消えてしまったようだ。サメは緊張して体が硬直している俺に…むかわなかった。あれ?脇で固まる俺の横をスーッと通り過ぎていった。…まあ、通り過ぎた事には安心していいのか?取り敢えずこの場から離れた方が良さそうだな。マップを見れば、サメが向かった先は未踏区域だ。もしかしたらカイたちの方に行くかもしれないな。取り敢えず連絡かな。

「〈テレパス〉カイ」

『どうした?さっきの敵とやらはどうにかなったか?』

相変わらずの能天気な声に、サメを見て張りつめていた精神が少し和らいだ気がするな。

「それなんだが、さっきサメと遭遇した。なんとかやり過ごしたみたいなんだが、こっちに向かっているかもしれない。気をつけてくれ」

『サメか。こんな狭い場所にサメねえ…これはお宝の匂いがするな』

カイが急に的外れとも言える発言をした。宝?なんでそうわかる?

「どういう事だ?」

『運営がポンと適当なところに宝を置くわけないだろ?なるべく取らせたくないんだから。て事は、取らせない手段として上げられるのは、罠か強モンスターだ』

なるほど、一応理にはかなっているな。相変わらずゲームでは勘が鋭いというか、頼りになるというか。

「つまり俺は、宝に近づいたからサメが反応したってことか?」

『そういう事になるな。だからなるべくその場から離れないで欲しいな』

「俺としては逃げたい一心だが…?」

カイと通話していると、先の十字路に何かが見えた気がした。敵感知は作動していないから、敵じゃないのか?

『どうした今度は』

「何か見えた気がしてな…ん、人?」

『何人だ?』

「一人だ」

『…プロムじゃないか?もっと確認してくれ。あいつの水着は赤だ』

確かに赤が見える気がする。俺から近づいてみるか。と、向こうも気づいたようだ。両手を上げてこちらへ向かってくる。海中なのに器用だな。

「プロムみたいだ」

『お、それは良かった。じゃあ入り口に一旦集合な』

「了解」

そして通話は切れた。

「おーい!ソバタやな?」

泳ぎながら叫んでくる。中々早い。

「ああ、俺だ。顔を見せ…るわけにはいかないから勘弁な」

顔を見せる=窒息に近いので仕方がない。

「そのゴツいのがシュノーケルかあ…というか中々な着こなしやね。不審者?」

「気にしていることを言わないでくれ。それより、サメが徘徊していたんだ。入り口にさっさと戻るぞ」

「りょーかい」

こうして合流した俺は、プロムに先導され入り口に戻ることができた。幸運にもサメには遭遇しなかった。やはり宝を守っているのか?

ソバタ

人間 男 種族Lv17

職業 マジシャンLv5

ボーナスポイント4

ATK10

DEF2

MATK12

MDEF2

SPD11

DEX11

LUK2

セットスキル

SP残22

火魔法Lv13 光魔法Lv18 闇魔法Lv17

雷魔法Lv7 時空魔法Lv16 奇術Lv18

鑑定Lv27 軽業Lv28 識字Lv10

魔力回復上昇(微)Lv20 持久走Lv5 罠Lv4

ダッシュLv8 敵感知Lv19 回避Lv15

隠蔽Lv5 殴打Lv2 高速詠唱Lv12 杖術Lv7 水泳Lv18 マッピングLv-


取得呪文

ファイアボール

ヒートタッチ

ファイアアロー

フレイムラジエーション

シャインボール

ライト

シャインアロー

ホーリーライト

ダークボール

カモフラージュ

ダークアロー

イビルスピリッツ

ライトニングアロー

ボルトタッチ

ディメンションアロー

フライ

テレパス

マジカルピジョン

カード

アテンション

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ