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たたかう奇術師  作者: 金箔
2日目
18/45

これはデートになるのだろうか(願望)

前回のあらすじ

防具(燕尾服)

11:05 pm 研究所内・中庭

ログアウトした俺は、昨日と同じようにコーヒーを持ち、中庭のベンチに腰掛けていた。昨日は、こうやって星を見上げていたら、フェイが来たんだよな…

来ないかなと少しの願望を抱いたが、そう毎日もこないだろう。すぐそれを打ち消す。

今日の顛末を振り返ると、実にいろいろなことが起きた。知らない人とパーティを組んで、瀕死になりながらもボスを攻略。杖を作ってもらって、死地ながら熊の群れを2人で撃破して、さらには着せ替え人形になった。実に濃い1日だった。最後は記憶が微妙だったが。

今日も星は良く見える。いい夜だ…

「隣、いいかしら?」

ぼーっと上を向いていたら、顔が突然目に入った。気づけば、フェイが覗き込んでいたのだ。

「ああ、いいぞ」

俺はベンチの左端に座り直した。フェイは微笑みながら右へ座る。

「今日はあの後どうしてたの?」

「そうだな、知り合いに引きずられて…着せ替え人形に…」

「…」

フェイは愕然としていた。そんな顔も可愛い。

「て事は服、変えたの?」

「買わされたよ…」

「ねえ、じゃあ今度見せてよ」

「うえっ?」

突然のお誘いに変な声が出た。

「ついでにさ、第2の町に案内してくれない?行きたいのよ」

「ああ、勿論。でも第2の町に行くにはボスを突破しないと…」

「あら、一応私もちゃんと戦えるわよ?弓だけどね」

「2人で攻略するのか?相手も二体だぞ?」

「武勇伝を打ち立てて来たソバタくんならいけるんじゃない?それとも、2人きりは嫌?」

「嫌、じゃないけど…」

つい顔が赤くなる。2人きり…だと…!!

「なら決まり!じゃあ明日の夕方、広場でね!おやすみ!」

そう言って、フェイは去って行った。その挙動はまさに妖精というにふさわしい可憐さであった。

「さて、俺も寝るか…」

そういえば、武勇伝ってなんだろう?

短めですいません。まあ閑話、くらいに思ってください。

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