自分の正体
「ん・・・」
起きたらそこは自分の部屋だった。
なんだ・・・、さっき変なとこ・・じゃないや古ぼけた神社で
6人のイケメンと会ったのは、ゆ・・・
「ハロ~♪」
横から急に声がした。声の方向を見ると綺麗な白い髪に赤い瞳
と青い瞳のオッドアイ。
そして、真っ白な肌。
一言で言っちゃえば、美男子が横に・・・・あれ・・・
「夢じゃないしー!!!」
ああ・・・やっぱり夢じゃないのか・・・
内心がっかりしていると、
「そんなに落ち込まないでぇ・・・俺だってこうやって出てきたくて出てきた
訳じゃないのよ・・・。あ!!自己紹介がまだだったわね♪
俺は、兎月 夕憧。といってもこの名前は昔つけてもらった・・・ってなんでもないわ。」
おネエ口調のこのイケメンはどうやら兎月さんというらしい。
おネエなのだろうか・・・
兎「よろしくね❤おネエ口調だけどおかまじゃないのよ?俺」
あ。自覚あるのか・・・。て・・
「不法侵入ですよ!!これ!!しかも、女子高生の部屋に!!」
兎「人聞きの悪い・・・。不審者扱いって・・・。あなたを守る神獣よ
簡単に言えばそうねえ、ボディーガードよボディーガード。」
「は??ボボボボボボディガード!!なんで私に・・・」
兎「え?ああそうか何もしらないのね・・・無理もないわ。あなたのひいおばあさんにあたる方から引き継いであなたですものね・・・いやこっちの話よ。
あなた、未来なんかをなんらかの方法で知ったりしない??」
未来・・・私の予知夢のことか・・・。いやなんでこの人が・・・
兎「やっぱり、心あたりがあるのね。その力があなたの家計に代々受け継がれて
いる力というか称号。あなたはこの世の時を操る時神なの。あなたは前の世代の
時神様にふさわしいとみなされたのね・・・」
私は、神様なの・・・どういうこと・・・。
まだ夢を見ているのだろうか・・・。
「夢じゃねーよ。バカ」
「え?」
振り返った先には、真っ黒のきれいなオオカミがいた。