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hommage  作者: 稲葉孝太郎
イェンセン『三十三年』
4/7

ちびのスチーネ

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ちびのスチーネは おとなにならない


だから彼女は むらのやっかいもの


花束をつくって ぼくらに時のながれを 思い出させるから


毎年春がくる そして 毎年ちびのスチーネは 花園にあそぶ


これほど腹立たしいことが ほかにあるだろうか


ぼくらにめぐってくるものは なにもないというのに


今年もまた スチーネは花束をつくる


そしてぼくらは 年をとる


✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿

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