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二つの月


 夜の星。

 怖いくらい、暗闇だ。


 ミュシュは、なかなか眠れない。

 それもそうだろう。怖いのは当たり前だ。


 星を見上げる。

 ここの星は、月が二つある。

 大きさも、少し違う。


 星は、綺麗だ。

 空気が澄んでいるから。

  

 ここの気温は、今、15度。

 まあ、過ごせる気温の星でよかった。


 ミュシュはそう思っていた。

 

 カタツムリが、いつの間にかいなくなっていた。


 はあ、

 

 と、ミュシュはため息を吐いた。


 なにかと一緒にいないと、さみしい。

 そう、ミュシュは思っていた。


 少しずつではあるが、ミュシュは眠くなってきた。




 そして、目が覚めると、夜が明けていた。


 眠ることができてよかった。

 ミュシュは、ほっとした。


 歩き出そう。


 どこか、住みやすそうなところ、


 いや、自分の、気持ちが安定できるところ。

 それが、大事だ。


 私は、まだ死にたくはない。


 それに、私には、好奇心がある。

 ここは、どんな星か。


 死ぬのはそれからでも遅くない。



 歩こう。

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