表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/6

歩こう。カタツムリと、共に


ミュシュは、荒野の土を試験管に入れた。


 カラカラカラ……、

 

 土と、液が混ざりあう。


 微生物は、……いた。

 これで、生命の存在があるという、確かな手がかり。


 

 さあ、

 荒野を、……行こう。


 ミュシュは歩き出した。



 生命の宝庫、海、森を見つけに、



 さあ、怖がることはない。

 

 大陸がミュシュのまえに広がる。


 「……カタツムリ」

 ミュシュの手にはカタツムリがあった。

 この、大きな大陸に、一人、


 「私を……みてて」  


 そして、そのカタツムリを、自分の肩に……。



 昔、ミュシュは、カタツムリ……とはいわず、ぬめり系は大の苦手だった。

 そのミュシュも、この場では、心強い、仲間だ。


 一緒にいこう。


 そう、ミュシュは思っているようだった。


 空は青い。

 地平線は、遠くまで、見渡せる。


 と、言うことは、そこに山はなかった。

 青い中に、少し赤く、空は変わりつつあった。


 日が沈む。


 ミュシュは、持ってきた、荷物の中の一つに、「寝袋」があった。



 それを、広げる。


 まだ、何にもわからない。


 そのうちの、夜。


 

 それは、この何もわからない星に対して、強い、「恐れ」を抱かずにはいられない。


 カタツムリは、そのまま肩に、

 

 夜を……迎える。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ