1/6
不時着
私は、ミュシャ。
一人乗りの、宇宙船が、故障。
仕方なしに、この惑星に、不時着した。
ここはどういう星なのだ。
宇宙船から、見ているだけでは、ラチがあかない。
宇宙船から降りてみる。
空気はある。
地面は、赤い、岩石だ。
水?
それは、調べてみなければ。
生物はいないか……?
幸い、宇宙船は爆発を免れている。
私は、宇宙船から、微生物がいないか、検査できる、道具をとって来た。
この星は、地球と、少し違うだけで、生物はいそうだ。
私は、大声で、歌を歌った。
歌いたい気分になるのだ。
この、不安を、消したくて。