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(23) 言葉
またまたの久し振りの更新です。
最後まで更新できるように頑張ります~。
ちなみに、カイは黒板の前に立ち、いのりさんは僕の隣、三上さんは僕の前の席に座っている。
「な、何?」
「ちゃんと聞いてたの?」
「えっ……あー」
言い訳が思い付かない。
「どうなの?」
「えっと……」
「プッ」
カイがニヤニヤと笑っている。
もしかして、カイが彩音に教えたのか?
「彩音ちゃん。夜宵くん、ちゃんと聞いてたよ~」
三上さんが、フォローをしてくれる。三上さんのことだから、フォローしようと思ってしている訳じゃないんだろうけど。
「お化け屋敷することになって、夜宵くんはこんにゃくになったんだよね~?」
「えっ、あっ、うん」
「本当に?」
さすが、僕の義妹である彩音。僕の嘘を見抜いているのか、疑わしいという視線を僕に向け続けている。
でも……。
「彩音、さっさと進めて。私、まだ何も決まってないけど?」
「で、ですね……」
?
どうしたんだろう? 何か、いのりさんが少し不機嫌な感じが……何て言うのかな。言葉にトゲがある……?