神の気まぐれ!?爆破ルール人生開始!
時は2XXX年_
神は暇を持て余していた。
「……暇だ」
戦争はとうの昔に終焉を迎え、平和な時間のみが流れる世の中。
しかし、神は刺激が欲しかった。
戦争なんて悲しいものでは当然ない。
スリル、カオス、笑いと騒ぎの絶えない世の中でありたいと思ったのだ。
今の神に、この平穏はつまらなすぎた。
「……はっ!?」
暇を持て余して数十年、神は閃いた。
「人間それぞれにルールを与え、それを破った者は爆発させよう!!」
「_いや、いくらなんでもそれは駄目でしょう!?」
割り込むように友神がツッコミを入れる。
神からすれば妙案なこともあり、頬を膨らませた。
「何故だ!?スリル満点であろう?」
「状況考えてください!爆発って、それじゃ世界が終わりますよ!?」
「問題なし!それならホログラム的なのを使用して爆発したように見せかけるのだ!!最近の技術は興味深いからな!それと少し温かくさせる!」
ウィンクしながら親指を立てる神。
友神は大きなため息をついては「それなら……」と納得したようだ。
それから間もなくして_
6歳以上の人類に各々ルールが与えられた。
ルールと言っても『1日1回ポエムを書く』『1日1本バナナを食べる』『1日1曲踊る』など、内容自体は簡易的なものばかりだ。
ただ、『1日1分間逆立ちをする』『1日1分間側転をする』『1日30秒ゴリラの真似をする』『1日1回役になりきる』など少しおかしなルールもあるが。
そのルールを成し遂げられなかった者は、翌日の正午に爆発エフェクトが発動してしまう。
爆発エフェクトというのは、ホログラムで出来た物で命に別状は全くない。ギャグシーンにありがちな『ドッカーン』の効果音があり、一時的に少々熱くなる程度だ。
「ちなみに何故6歳かと言うと、赤ん坊は側転などできんだろう?」
「6歳以上でも側転できる人は少ないですよ……」
「そこは我の観察眼でできそうな者に与えるのだ」
……とのことなので、不可能なルールになるわけではないらしい。
当然だが、初めのうちは全世界が混乱に陥った。
様々な場所で正午に爆発が起きたかと思えば、死亡者どころか怪我人はゼロ。
爆発した者は全員『脳内に流れ込んできたルールを実行なかった』と供述していたとのこと。
人間というのは、時間が経てば慣れるものである。
ルールも、爆発も。
数年経つ頃には、正午に人間が爆破することでニュースになることもなくなり、『ルールと爆発について』が授業必須科目になってしまったのだ。
「ふふん、今日はどのくらい爆発が起きるかな?」
「コント番組見てるんじゃないんですから……」
胸を弾ませながら世界を眺めている神に呆れつつ、なんだかんだ友神も眺める。
神の気まぐれに巻き込まれた人類。
紛れもなく平和だが、少し騒然とした世の中になってしまったようだ。
閲覧ありがとうございました。
細かいことは考えないギャグ、大好きです。
気が向けば続編も書いていきたいです!




