町、シグラ捕まる!
岩を後にしたシグラは…。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
(ザクザク、パクパク、ザクザク。)
地中を掘りながらミミズを食べまくる。
(ガタガタガタ!)
突然トンネルの中が揺れる。
「なっ、何だ!?」
(ブーン!)
シグラは上の音が気になり掘って行くが…。
(ザクザク、ガキッ!)
シグラは岩に近い硬さの物を引っ掻いた。
「ん?また岩かな?」
シグラが引っ掻いた物は、アスファルトだった…。
「全然掘れない…。」
シグラはそれでも掘り続けるも歯が立たず、アスファルトに沿って掘って行った。
(ザクザク、ザクザク、ポロッ!)
アスファルトに沿って掘って行くと、突然地上に出てしまった。
そこは、街路樹の下だった。
(ザワザワ、ザワザワ。)
歩道には沢山の人間が歩き、道路では車やバイクがひっきりなしに走っていた。
「な、何て五月蝿いんだ!」
シグラは耳を塞いだ。
「あ、モグラだ!」
突然子供が覗き込んで来た。
「わっ!」
子供に驚き土に潜ろうとする。
「モグラさん待ってよ!」
子供が手を伸ばしシグラは捕まってしまう。
「わー、わー、放せー!」
シグラは足をバタバタさせ暴れる。
シグラはそのまま子供に連れていかれた。