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シグラの空腹
シグラは進む。
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(ぐぅ~。)
シグラのお腹が鳴る。
「お腹減ったな…。」
シグラは鼻を使って捜す。
(クンクン、クンクン。)
「あっ!ミミズだ!」
シグラはミミズの匂いに向かって掘り進む。
(ザクザク、ザクザク。)
掘り進んで行くと、ミミズの尻尾が現れた。
(ズズズ…。)
尻尾が土の壁に消えていく。
「逃がさないぞ!」
シグラは更に掘り進む。
すると、ミミズが目の前に落ちた。
(ムシャ、ムシャ。)
シグラはミミズを食べた。
「細いミミズだったな…。」
シグラは少し物足りなさそうに言い、また掘り進め始めた。
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掘り進んで行くと、匂いが漂ってきた。
「何か甘い匂いがするぞ。」
(ザクザク、ザクザク、ポロッ。)
掘っていたら、小さな穴が現れ中から蟻が沢山出てきた。
「わっ!」
シグラは驚き後ろに下がる。
「甘い匂いは蟻だったのか。」
シグラは小さな蟻を食べていく。
(パクパク、パクパク。)
沢山の蟻を食べ、眠くなった。
「ご馳走さま。」
シグラはそのまま寝てしまった。