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もうまい

作者: ewigkeit

背中に目があって

君と目が合って

だけど私は振り返ることができない

かなしみ

だけれどどこか霞のような

大切なことを掴みきれていないような

足が地につかない

それは脳みそに羽が生えているから

どっかいっちゃえばいいのに

そのままどっかいっちゃえば楽になれる

僕は背中にある目で

君と恋をする


もしも僕がふつうのカタチをした人間だったら

たぶん君と出会ってない

目も前についてて

脳に羽も生えてなくて

歩いているのはきちんとした地面で

そして苦しみのない世界

だけど君のいない世界


苦しみの中で僕は何を選べばいいか分からないんだよ

僕はどうしたい?

飛んでいきたい?

飛んでいきたい

面倒な羽を捨てて

脳をゴミ箱に投げ捨てて

君と優しい夢をみる

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