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探ってる中での予想外

 さらに短いですが、ここでキリが良かったので……。

 コレを一話と位置づけで明日更新しないってのもなんか悪い気がしてしまいますが……申し訳ない。

「そ、それよりも――」


 と、誤魔化しのために別の話題をだそうとした所で……二人の携帯が同時に鳴った。

 ずっと握りしめたままだった春の携帯と、早々にカバンの前ポケットに仕舞っていた星羅の携帯。

 それぞれが簡素な音と流行りの着メロを流す中――


「二人が、エレノアと星羅?」


 ――いつの間にそこにいたのか。

 二人の前に立ち止まっていた女性の足を辿るように、二人が揃って視線をその女性の顔へと上げていく。


「ども。あおい姫でっす」


 語尾に星でも付けていそうなキャラ通りの明るい声で、現実ではあまり見かけないウィンクをしながらそう挨拶するキレイな女性が、そこにはいた。


 Tシャツの上にチェックの半袖シャツを羽織った、パンツルックの女性。

 服だけを見ればどことなくオタクっぽい感じなのに、ショートカットに少しだけつり上がっている目と、ボーイッシュな雰囲気と背の高さがあるせいなのか、彼女が着ると似合って見えた。


「というわけで、早速移動しようかと思うんだけど……その前に、もう一人来てるの」

「もう一人?」


 “彼”と関わってテンマと戦ったメンバーはこの三人だ。これ以上誰が来ているというのか。

 予想外の言葉に人見知り激しい春は少したじろぐが、気付いていないのかあおい姫は少し離れたところにいた彼女を呼んだ。


 簡素な服装であるあおい姫に反した、ゴテゴテとした服……とでも言えば良いのか。

 白と黒を基調としたフリフリとした服。

 半袖なのに手には日焼け避けの肘まである手袋をし、レースの入ったヒラヒラとしたスカートから伸びる足はニーソックスで覆われている。

 長い黒髪の上にはこれまた服と同じデザインのカチューシャが乗せられており……というか、ぶっちゃけゴシックロリィタファッションに身を包んだ小柄な子が小走りで近付いてきた。


 正直言って、春からしてみても可愛かった。


「誰? この子」


 自分と同い年の子かな? あおい姫の妹さんとかで一人でお留守番とかさせられないから呼んだのかな? なんて考えている春とは対照的に、星羅は早々に真実が知りたいのか、躊躇いもせずにあおい姫にその子のことを訊ねた。




「ん? テンマ」




「……え? ……………………えっ?」


 あっさりと言われたその答えに、春はついあおい姫を見上げ、ついでそのロリィタファッションに身を包んだ――テンマの中の人と紹介された子を交互に見つめながら、間抜けな声を何度か漏らしていた。

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