決闘準備
明日更新できないので、今から今日の昼に書いた部分を投下します。
それを明日分ということで。
エレノア達はリーダーをあおい姫にし、三人で一つのパーティを組み、掲示板に募集したら転送される控室で待機している。
後はその掲示板に張り出された対戦相手募集にテンマが応えるだけだ。
ちなみに募集メッセージは「指定相手待ち」。
実際闘技場には、彼ら以外にも沢山のプレイヤーキャラが居る。
あおい姫ほどの有名人がリーダーを勤めていると、どうしても他のプレイヤーから申し込みがくる可能性があった。その点この張り出しメッセージにしていれば、受けてくることはなくなる。
いや、そうしたローカルルールを知らない人なら受けてくるかもしれないが、それならそれで謝って断れば済む話だ。
本来ならフレンドバトル申請にし、相手が準備OKになるまで待つべきなのだろうが……今回の相手は友達リストに登録していないし、エレノアに至っては拒否設定にしているので、それができなかったのである。
そうして待っている三人対し、相手側は未だ作戦会議中。さすがに十人ともなればその規模が違う。
パーティの構成は……二人・四人・四人となっている。二人のところにテンマと、兎耳の男性プレイヤーが入っている構成だ。
ということはここが司令塔兼遊撃部隊、といった感じか……。
チャットの内容を見ると、エレノア達のあらゆる行動を先読みし、作戦を練っているのが分かる。
基本戦術・複数のパターン・暗号による動き方……リーダー同士のそうした会話を聞くと統率が取れているように思えるが……果たしてそれが末端まで行き渡るかどうか……。
……まあ、私が気にしても仕方がないことだ。私も私で、ながらでも良いので仕事をしなければならない。
まだ二日目ながら、彼関係のイベントに対しての問い合わせが結構来ている。
そりゃ突然現れて、掲示板に書かれた場所にいけば戦ってて、挑めばほとんどが一撃で殺される。
そのゲームバランスの悪さを叱るような(優しい表現)内容メールばかりだが、だからといって一笑に付す訳にはいかなかった。
私が企画したイベントだ。
こうした声にもしっかりと応えてやらないといけない。
それに、来月八月の三週目から始まるイベントのプログラミングも進めていく必要がある。この企画は私発案のものではないものの、イベントの構築やらは企画課としてやっていかなければならない。……まあ、企画課、ではなく、私個人で、だけど。
人数少ないからなぁ……ネットゲーム部門は。
まあ世間的にはMMO自体が下火になってきてるから、そこまで人数が裂けないのも致し方がないことだけど。昔いたメンバーのほとんどはスマフォアプリを作る所に取られていったし。
……まぁ、愚痴っても仕方がないか。
それよりも、そのイベント以外にも今は、早急に解決する問題がある。
彼の居場所が掲示板に勝手に書き込まれてしまうことだ。
実を言うと火山の街に送ってから、彼の居場所が書き込まれることはなくなっていた。
だからもう何も問題がない……とは、いかないだろう。
本当に彼自身の気持ちが原因だということは、これでほぼ確定した。
しかしそれなら、これからも頻繁にこういったことが起きてしまうということになる。
それならばいっそ、公式扱いにしてしまった方が良い。
勝手にこちらが認証できない書き込みをされるぐらいなら、もういっそ分かるように設定してしまった方が管理しやすい。
次のアップデートの時にでも、こちらにも彼が居場所を知らせたことが伝わるようにしておきたい。
まずはそのためのパッチプログラムを作ってから、さきに言ったイベントのプログラミングを始めよう。




