終わりの始まり
初めまして遅刻野郎です。小説を書くのはこれが初めてです。暇潰しにもならないと思いますが、もしよろしければ読んでいただるなら幸いです。
だんだんと暑くなり、これはもう夏だろと言いたくなる今日この頃。学校に入学してきた新しい生徒達は、学校にも慣れ少しばかり気が緩んできたり、在校生達は学年も一個上がり、ますます勉強が難しくなり始めた、五月中旬。二人の男子高校生が学校を終え雑談しながら、帰宅している様子だ。すると、唐突に片方の男が言った。
「日常が非日常に変わったりしねぇかなぁ……」
確かに、この時期のまだ入学して日が浅い高校生ならまだそんな事を思うだろう。しかし、その事に対して何か思うことが有ったのかもう片方の男が口を開いた。
「いや、日常が非日常に変わったらシンドイだろ。ゲームも出来なくなるし」
おいおい。お前はまだ高校生だろ?ゲームが出来る、出来ないで考えてちゃダメだろう。まったく最近の若者は……って、俺もその最近の若者じゃねぇか。ったく、夢がないねぇ。
「まぁ、日常が非日常に変われとまでもは言わないが、せめてもうちょっと、毎日が楽しくなる刺激的な事が起きてほしいんだよ」
「俺は別にゲームやってたら、毎日が楽しいが?オンラインで対戦やってて、強い奴とやってるとき何て最高だな」
「はいはい」
あいつは、ゲームやってたら毎日が楽しいなんて本気で思ってるのかね。そりゃ、ゲームは楽しいだろう、強い奴と戦ってたら面白いだろう。けど、もうちょっとなんかこうあるだろ。彼女をつくって一夏の思い出とか、男友達だけで連んで川でバカやったり、あるだろう。それが、ゲームって………ブツブツ
「でな?そのゲームの大会の選抜の人のプレイが凄くてな?」
「へぇー、あれ?」
「ん?どした?」
「いや、何でもない。お前、今日もゲームで一日潰すのか?」
「おう。けど、何で聞いた?」
「いや、何となくだ。じゃぁな」
「おお、またな」
ふむ。あの、非日常を求める方の男はいいな。いい感じに夢を見てて、けれど現実をちゃんと見つめてるところも。そして、なにより勘がいい。俺がちょっと、気を抜いた時に何かを感じたらしい。しっかし、いるんだなぁ俺達みたいな奴のこと感じる人間ってのも……。
さてっと、これで最後の一人は決まりかな?しかし、今更ながらだがこいつ、生き残れないだろ。……うん、絶対無理だな。少し勘がいいだけで他何もないもんな。仕方ない、俺が選んだんだしちょっとだけ改造るか!そして、送り出そう。俺達が創った世界に!
……あ、改造るんだったら、一旦こっちに喚ばなきゃダメじゃん……。
最後まで読んで下さった方達には感謝を申し上げます。ありがとうございます。それでですね、もし次回を期待していただいてるかたがいらっしゃったら、すいませんが次回の更新はいつになるかわかりません。それでは、最後にもう一度、読んでいただいてありがとうございます。