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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

地球人調査レポート

掲載日:2026/02/03

〇月〇日 a時

我々、b班は今日一人の地球人を捕らえた。我々はひとまずコミュニケーションをとろうと考えたが、無理だった。どうやら翻訳機の調子が良くないようだ。また、ひどく錯乱している。地球にはこのような乗り物はないらしい。生殖器から♀であることが分かった。(この♀の地球人をこれからAと呼ぶ)

Aは太っている。

新しく気づいたことがあれば加筆する。


同日   b時

翻訳機の調子が少しだけ戻ってきた。地球人の言葉を我々の言葉にすることができた。しかし、完全に戻ったとはいえない。その証拠に固有名詞などは一切分からない。何とかしてAとコミュニケーションをとろうと思ったが何か会話がズレているような気がしてならない。

これは地球人の使う固有名詞が分からないからだろう。

例えば、Aが繰り返し話している「ビーガン」という言葉だ。名詞であり、職業や何かの役割であるということは分かるがそれ以上のことは不明である。


同日   c時

翻訳機の調子が完全に治った。Aが話す「ビーガン」という単語は菜食主義者という意味らしい。つまり、彼女らビーガンは地球人の中で肉を食べず、作物のみを食べて生きている種族らしい。

ここで一つ疑問が生じた。

彼女はなぜここまで脂肪を蓄えることができているのか。みたところ、彼女は地球人の平均体重を大きく上回っている。

一つ仮説を立ててみた。彼女たちビーガンは標準の地球人よりエネルギー吸収効率か何かが特出しているのではないかと考えた。

もしかすると我々の食料問題を解決する方法があるのではないか。

本部の許可が取ることができ次第、Aを解剖してみようと思う。


同日  p時

本部の許可を取ることができた。

思い切ってAを拘束し、腹を切ってみた。最初は拘束具を外そうと悶えていたが最終的に動かなくなった。

生命反応を失ってしまったところをみるに死んでしまったらしい。もったいないが地球人は回復力があまりないということを知れたのは不幸中の幸いだろう。

ここからが重要なことだがAの腹から、動物の肉が見つかった。

また、Aの体は他の地球人の体と特に異なった点を見つけることはできなかった。

つまり、我々は大きな勘違いをしていた。

ビーガンというのは地球人の中で肉食動物であるということを草食動物であると偽り獲物を油断させてから捕食する種族だったのだ。

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