探査報告書 3
僕はその画面に2つのファイル見つけていた。
《実験報告書》
《××について》
「……?」
僕は実験報告書と書かれているファイルをクリックする。
~実験指示書~
実験内容 d@yくぇえd9h
実験結果 6名中4名が死亡 1名が瀕死 1名が適合
適合した人物の監視を所長に命ずる
また、××についての情報を口外することを禁ずる
全てが終わり次第4時間以内に結果報告をすること
そして実験内容を対象者に悟られないようにすること
もし悟られそうになった場合は記憶操作を許可する
~追加指示~
2名中1人死亡確認
残る生存者は『城崎 恋』のみ 必ず実験を成功させえtrbs
jqd84l94dq@えgんfd1bs
「ところどころ文字化けしていて読めない…」
けれどその文字列になぜか僕は恐怖した。
「……」
僕は×印を押してもう1つのファイルをクリックしようとしたとき、頭痛が僕を襲った。
「その先は見させない」
その声が聞こえた瞬間 僕の意識は闇に堕ちた。
「……ん……」
僕はゆっくりと頭を上げる。そこには真っ暗なパソコンの画面。あたりを見渡すが特に変わった様子はない。けど…
「おかしい…」
パソコンの電源をつけるとパスワードの文字が浮かび上がる。そして僕はこのパソコンをついさっき1度開いた。はずなのに…
「誰の…誕生日だったっけ…」
思い出せない…きっと記憶を消された…
「でも得られたものはあった」
ファイルの中身は覚えてる…まだ覚えてるうちに紙に書きに行こう…
僕はゆっくりと立ち上がりオフィスに戻るのであった。
ふ