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娘を悪役令嬢にはいたしません!!  作者: 愛羽真琴
ジーニア・クローバ・フラワー篇
26/27

夏の終わり

お久しぶりですの方

お久しぶりです、愛羽真琴です。

初めましての方

初めまして、愛羽真琴です。

チェリ達の夏休みと共に作者の方もサイレント超長期休暇を頂きました。

この数ヶ月で私の生活環境もガラリと変わり、変化の時期を迎えておりました。

目まぐるしい生活の変化の中でもこの作品が終わりを迎えていない事にモヤモヤを抱えておりました。

私事で大変勝手ながら、彼女達の物語をかき続けたいと思っています。

投稿日、投稿時刻に変更はございませんので、投稿が無ければその回はお休みと言う事にさせていただきます。

大変勝手なお願いで恐縮では御座いますが、ご理解の程よろしくお願いします。

投稿頻度は落ちてしまいますが、読み続けていただけたら幸いです。


さて、ダラダラと書きましたが、本編に入る前にもう少しだけお付き合い下さい。

読者として考えた時に数ヶ月も間が開くとどんな話だったか分からなくなってしまいますよね?

そうなった際、作者としては読み返していただけたら大変嬉しいのですが、

皆様の時間も有限です、ここでザックリとしたあらすじを語ろうかと思います。


とある事により死んでしまった熊田鈴音。

目を覚ますと見慣れぬ世界、突然の異世界転生にワクワクするのも束の間、転生していたのは悪役令嬢の母親というモブ役であった。

母親であるアイリーン・ベア・エリザベートとして悪役令嬢とえがかれている我が娘、ワーリス・チェリ・エリザベートを悪役令嬢としてのストーリーから逸れようとあれこれと考えを巡らせるがチェリの死により何度もリセットされる事となる。

頭を悩ませていると何度目かの転生で前世の親友海道梨花も転生している事が発覚。

梨花の力を借りながらチェリの死亡フラグ回避に向けて進む…というのが前回までのお話です。


もぎっとてきた休みが終わりを告げようとしてる。

「旅の最後に街を回って、お土産を買いたい…」ポツリと呟いた私の言葉にチェリたちはお土産という言葉に首を傾げつつワクワクを顔に浮かばせていた。

そうこの国にはお土産という文化はあまり浸透していない。

しまったと思ってももう遅い。適当な説明を済ませ私たちは市場へ足を向けた。


街を散策し始めてしばらくすると、広場の方がやけにざわついている事に気付いた。

気になった私達は広場の方へ向かう。

そこには、一応平民に変装してはいるが隠しきれていない王族感…を漂わせているアランと

その隣を腕を絡ませ歩く楽しげなカナディアの姿があった。

その様子はとても親しげで、とてもではないがはじめてのデートという雰囲気では無かった。

(な…なんという、堂々たるデート。婚約中であると国民中に知られている身とは思えない振る舞い。)


思わず私は盗み見る。

うつむき怒りを堪えるかのようにわなわなと震えていたチェリの手をひくと、広場に背を向けた。

楽しむどころでは無くなった私達はそのまま無言で宿へと戻った。

そして宿へ戻った私達は黙々と帰宅の準備を始める。

宿を後にしたのはお昼前だった。

暫く馬車を走らせるとまさに鬼門とも呼べるの場所、毎回チェリの命を奪う、憎き場所へと差し掛かっていた。

緊張で心臓の音がうるさい。

そんな空気がチェリにも伝わっているのかどことなくキョロキョロとしている。

暫くすると馬車が下り坂に入ったのを感じた。どうやら山を無事抜けれたらしい。

さっきまでとは違う馬車の揺れに身を任せ、私はチェリに話しかけようとした。

直後、馬のなく声が鳴り響く。

何事かと窓から身を乗り出そうとする私を咄嗟にマリーが引き留めてくれる。

唐突に開けられた扉。思わず私はチェリをきつく抱きしめた。

そこに現れたのは暗い色のローブで身を包んだ男だった。

入口の一番に居たマリーを突き飛ばすと、迷わず私たちの元へやってきた。

躊躇いなく振りかざされたそれは私の背中に深々と突き立てられた。

声にならない声を上げる。

男が短剣を抜くと、血飛沫と共に私の意識は薄れていった。

それでも何度も何度もそれを突き立てた。

ようやく力の入らなくなった私を引き剥がすと、チェリを仰向けに寝転がし、短剣を振り上げた。

「……や、めて……」私は無我夢中で手を伸ばした。

しかし、その手はチェリに届くこと無く鮮血の血が私の視界を覆った。


同時刻

ここから離れた場所でも惨劇は起きていた。


ジーニアス家別邸

徹夜の目には眩し過ぎる太陽の光にジーニアス・クローバーこと私、海道梨花は目を細めていた。

昨夜は長期休暇という事もあって、夜通しこの世界の恋愛小説を片っ端から読んでいた。

しっかりと寝坊し昼過ぎに目をさますと何だか屋敷が騒然としていた。

いつもと違う雰囲気に考えるより先に部屋を飛び出すと同じく隣の部屋から飛び出した何かとぶつかる。

倒れ込み強く打ち付けた腰をさすりながら立ち上がろうとしたが、そこで私はやっと気が付いた。

我が家の廊下が真っ赤な事に、いいや正確には我が家の廊下は決して赤くない。

この屋敷は緑がふんだんに使用されており、赤はアクセント程度。こんな真っ赤な廊下は我が家には存在しない。

慌てて辺りを見回すと廊下のあちらこちらに人が倒れていた。

状況を理解しようと必死に頭を働かせていると、先程ぶつかってきた何かが動いた。

直管的にまずいと思ったが、男の持つ刃物が振りかざされた。

(あれ…?痛くない…)思わず瞑った目を開くと、先程の男に馬乗りになった父の姿だった。

あちこちに傷をつけているにも関わらず、私に向かって叫んだ。

「ジーニア、逃げろ。」

それでも、私の体は恐怖に竦んだまま動いてはくれなかった。

父の抵抗も虚しく男は私に飛びかかってきた。

もうダメだと再び目をつぶりかけた、すると私の体が光りだしたではないか。

あまりに眩い光に私は思わず目を瞑ってしまった。


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