表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/276

44話 VS貪狼騎士団

貪狼騎士団(下っ端)戦、決着!

 貪狼騎士団を三人を戦闘不能にした一行は残りの貪狼騎士団と対峙していた。

 龍は槍使いをシアンとアリスは双剣使いを。


「テメェらよくもやってくれたな!」


「どうする?」


「どうするってそりゃあ…奴隷商人に売りつける!」


 うわぁ、アイザックと同じ考えしてるよ。

 これは勝ったな。


「龍、そっちは頼みました!」


「わかりました!」


 …頼まれてしまったが正直、一人でやりたくない。


火の球(ファイヤーボール)


 火の球体を飛ばす魔法ね。

 ま、水を出して鎮火するけどな!


「はっ!」


 火の球(ファイヤーボール)は消えた。

 …声を出して個力を発動させるの何かダサいな。


「こいつ個力使いかよ!」


「そうですけど!」


 俺は下っ端を風で吹き飛ばす。 


(何の個力だ!?) 


「さてとお次は」


「うおおぉぉぉぉ!!」


 槍使いは普通に槍を前に突き出す。

 だったら鉄の壁を出して槍が一本通れる穴を創り…。

 そして穴を瞬時に塞ぐ!


「…どうなってんだこれえぇぇぇぇ!!」


 これで槍はもう使えません。

 あなたはただの貪狼騎士団下っ端Aになりました。


「チェックメイト」


 貪狼騎士団下っ端Aは床から伸びてきた鉄に拘束された。


「だから何なんだよこれ!」


 敵に自分の力を教えるかよ。

 よし、勝てた勝てた。

 さて、シアン先輩とアリスはどうかな?


「合図を出したら個力を使って!旋回せよ!…アリス!そいつを上から落として」


 シアンは出現させた盾を回転させて下っ端Bを飛ばす。

 そしてアリスは下っ端Bを異空間の扉で入れてシアンの言う通りに天井スレスレから落とす。


「突き上げろ!」


 さらにシアンが盾を下っ端Bに当てる。

 守護神(ガーディアン)はこんな使い方があるのだ。


「がはあっ!!」


 床に体をぶつけて気絶した貪狼騎士団下っ端Bも拘束された。

 ちょうど龍も先ほどの戦闘を終えた頃であった。


「そっちも終わりましたか?」


「もちろん、余裕でした」


「ボク初めてこんな事したよ!」


 まさかのアリスは初めての戦闘でしたか。

 これをシアン先輩は作戦に組み込んで俺を一人で戦わせたのね。


「さてとおたくらは何を企んでいるんですか?」


 俺は鉄の檻に閉じ込められた貪狼騎士団下っ端…Cでいいやそれに問い詰めた。


「教えるか」


「自白魔法とかある?」


「あるけど優秀な魔導士がこの場に居ればね」


 ああ、シアン先輩はまだその魔法は使えないのか。

 それなら拷問器具でも創るか?

 非人道的だからやらないけど。

 何か計画書とか落ちてないかな?

 

「…これ何かな?」

 

 アリスは机の上に置いてあった手紙を持ってきた。

 よく無事でいられたな。

 風で下っ端を飛ばしてたのによ。


「手紙のようだな」

 

 俺は手紙を受け取って差出人を見る。

 名前ではなくて何かの団体名だな。


「ディルフェアン連合?」


「ディルフェアン連合ってまさかあの!…吐きなさい!ディルフェアン連合はどこに潜伏しているんですか!」


「知らねえな!」


 ああ、このパターンはまさか…。

 一応、訊いておくか。


「ディルフェアン連合って何?」


「ディルフェアン連合は貪狼騎士団と並ぶ世界規模で動く犯罪シンジケートです」


 やっぱしこのパターンだったか~。

 この世界ってかなり物騒だなぁ…。

 魔物に会うよりも犯罪者集団に会う確率の方が高くないか?


「しかもディルフェアン連合は最近、貪狼騎士団と接触しているんです。この手紙が動かぬ証拠です!」


「とりあえず騎士団に届けましょう。言っとくがテメェらみたいな犯罪者じゃねぇからな」


 三人は貪狼騎士団を騎士団本部に連行した。

 



 

アリスとあまり絡んでないのでまだこの章は終わりません!

次回は風紀委員会に新たな仲間を加えて日常に戻ります!

それではまた次の話で!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ