43話 貪狼騎士団VSユルグレイト学園風紀委員会+おまけ(アリス)
貪狼騎士団と遂に激突!
下っ端ですので無双します!
まあ、戦闘は次の話ですがヾ(@゜▽゜@)ノ
先ほど胸中で覚悟を決めたが未だに震えが止まらない。
一分一秒と刻々と流れる時間の中で絶えず道を選ぶ。
つまり、勝利もしくは思いもしない敗北への選択を行っていく。
それを一瞬でも迷い間違え踏み外せば後の事は教えられずとも理解できる。
だが何故だろうか、ふと自分の隣で勇敢な顔付きで向かっていく女性を見ると心が落ち着いてしまう。
『失敗しても全て私が拾い上げる』と自信満々に言い切っているようだ。
いや、俺もこの人の気持ちに応えるためにも自信を持たなければならない。
言い切らせるのではなく、それを言わせないようにする!
そんな数秒足らずの一瞬のうちに駆け巡らせた自信により俺の震えは漸く止まる。
そして数分前に創造で創った物を消滅させた。
「何だ停電か?」
「スラム街だからな」
消滅させたのはとある装置に取り付けた板だ。
更に装置はこの屋敷の電気系統を掌握しているブレーカーの隣に置かれている。
この装置は滑り台のような形をしており、頂上には先ほど消滅させた板とそれに塞き止められた水がある。
また、ブレーカーのレバーには軽いバケツを紐で括り付けた。
要するにバケツに水が満たされると自動的にブレーカーを落とす装置を作成したのだ。
これにより屋敷への電力供給は停止される。
そして貪狼騎士団はここがスラム街のためか日常的に停電が起きると勘違いしているようだ。
…だったら今のうちに戦力を削ぐ!
三人は廊下から部屋に飛び降りて暗闇でまだ戸惑っている敵に奇襲をしかける。
アリスは一人を異空間に強制的に入れて魔法で気絶させる。
シアンは守護神で呼び出した盾で相手を壁際まで押し込んでこれもまた魔法で気絶させる。
そして龍は鳩尾に拳をぶち込み悶えているのを創造で創った鉄の檻に閉じ込めたが気絶していない。
「敵襲だああぁぁぁ!!」
悶えていた下っ端は力を振り絞り仲間に危険を知らせる。
これにより龍達の奇襲はバレたが充分に戦える戦力まで落とせた。
「閃光!」
「テメェら何者だ!」
「ユルグレイト王国の風紀を乱す愚か者!ユルグレイト学園風紀委員会の権限を持って風紀委員長、シアン・ケイスフォルンと風紀委員会所属のノボル・アケノが汝らの身柄を拘束する!」
学園だけで充分なのに国といきましたか。
「そしておまけのユルグレイト学園問題児代表、アリス・フラメル参上!」
そんな代表はいらん!
しかも自覚あるのか!
「というわけでおとなしくしろ」
ということで次回は残りの貪狼騎士団と戦います!
まあ、前書き通り無双しますが突如、急展開!
ちなみにまだこの章は終わりませんよ!
それではまた次の話で!




