22話 強烈な腹痛
前書き書くことないなぁ~。(*´▽`*)
そもそもここって何書くんだろ?
まあ、良いや。( ̄∇ ̄)
俺は風紀委員の活動をするために風紀委員会室に行った。
それと腹痛のせちで授業には出れなかった。
あの腹痛は約六時間以上続いた。
少し治まってから急いで医療塔に行って、そこのトイレと治療室は行き来していた。
「授業どうでした?」
「受けてない」
「サボリ?良くないですよ」
「ずっとトイレに籠もってたんです」
「だから病人みたいな顔してるんだ」
それと昼食を食べたのもついさっきの事だ。
それよりもシアン先輩、眼鏡かけるんだ。
ってか眼鏡ってこの世界にもあるんだな。
何かの魔法で視力を上げてるものかと思ってた。
「拾い食いでもしたんでしょ」
姉妹そろって同じこと言う。
「エルフのサンドイッチ食べただけです」
「ああ、会長の」
「有名なんですか?」
てか、生徒会長だったのか。
「有名ってこの国のお姫様よ」
「ええ!?あの子が!人間が治めてんじゃないのか!」
「うん、初代はエルフの王様が治めていて会長のお父さんで十代目ね。六代で人間の女性と結婚したからハーフエルフよ」
「じゃあ俺の正体も知ってるのかな?」
「知ってますよ。ルシフェル大帝国の王子、ノボル・インフェルノ様」
突如として俺の後ろに誰かが現れる。
そして俺の両肩に手を置き耳元でそう囁いてきた。
肩に手を置かれるまで気づけなかった。
完全に気配を消していたな。
流石は女学園ナンバーワン。
てか、驚いたというよりゾクッとした…。
「あ、会長」
「やっほ~!シアン、頑張ってる?」
「ここで何やってるんですか?書類の整理、早くしてください」
「全部終わらせました~!」
そう言うとエレノアは床に置いてあった書類の束をシアンの机の上に乗せる。
これを一日で終わらせたのかと思えるほどの量を。
「…確認しとくわ。どうせ完璧だと思うけど。また、やることが増えた」
「ねえ、龍君、何で授業に出なかったの?やっぱり緊張してる?」
「何でって会長のサンドイッチ食べて腹を壊しずっとトイレに籠もってたんですよ!」
てか、この人やけにグイグイ来るな。
いや、人ではなくハーフエルフか。
「私のサンドイッチでお腹を壊した?ご冗談を」
「冗談?あれを食ってからずっと腹の中で雷が鳴ってたわ!毒でも入れたのか!?」
「レシピ通りに作りました!」
やけに自信満々に言うな。
その状況に遭ってしまった本人でも信じたくなるような口振りだ。
「言っても無駄です。会長、自覚なしの味覚音痴だから」
音痴を通り越してバカだろ!
「まあ、それはさて置き。シアン、龍君借りるよ」
「良いけど何処に連れてくつもり?スラム街はダメよ。龍はまだロクに魔法が使えないんだから」
残念ながらユルグレイト王国で最初に訪れたのはスラム街です。
とんでもないスタートだったよ。
「連れてかないって!城下と家に連れてくの!」
「なるほど城下を案内するのね」
おお、それは助かるな。
家に連れて行くって事は要するにあれだよな。
「家ってあのお城だよな?」
「ええ、そうよ。何か問題でも?」
「いいえ、何も問題はありません」
何か今日も忙しくなりそうだ。
気を引き締めて行かないと。
まあ、大半の体力をトイレで消耗したけどな。
次回はブラリ城下を散歩します!
それではまた次の話で!




