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20話 朝っぱらの理不尽

第三章開幕!

メインはファンタジーの王道中の王道の種族です!

ちなみに女学園最強です。

 あの事件の後、俺は学園に残りどういう吹き回しなのかフィアナと相部屋になった。

 本当にどういった利点と目的があるのやら。

 それはさて置き、俺は日課のようなモノとして早起きをし家の階段を上り下りしている。

 しかし、この学園には長い階段がないので寮の周りを走る事にした。

 だがベッドから起き上がる事すらできん!

 何故ならフィアナが俺のベッドで寝ていて俺の腕を抱き枕にしているからである!

 俺、何かしたか!?


「う~ん」 


 やっべ起きやがった。


「…おはよ~」 


「…何やってんのよ!!」


 いや、それこっちのセリフ!

 それと速攻で放り投げるな!


「変態!痴漢!淫魔!野獣!」


 ヒドい言われようなんだけど!

 他にも言うことあるだろ!


「その寝ぼけ眼を擦って確認しろ!そこ俺のベッドだから!」


「そんな訳…ある」


 フィアナの顔が下から徐々に赤くなっていった。

 やっと自分が間違ってる事に気づいたか。

 というか何で俺のベッドで寝てたの?


「ごめん…あたし、トイレに行った後に寝ぼけて龍のベッドに入っちゃった」


 ああ、寝ぼけて入ってきたのね。

 …今度から仕切りでも創っておくか?


「えっと大丈夫?」


「大丈夫大丈夫、体の向きを変えて衝撃を和らげたがら」


 武術やっといて良かった。


「何処か行くの?」


「ちょっくら走ってくる」


「わかった…。あ、眼帯忘れてる!」


「ああ!サンキュー!」


 俺の左目が眼帯なしで痛みを感じる事やこの世界に来てから紫色に変わったのには世の理に叛逆せし神の魔眼が関係していた。

 以前の保持者は魔眼の方の目が痛み眼帯を付けていた。

 理由は魔眼が大気中の魔力、魔素に触れて刺激されているかららしい。

 そして紫色になったのはこの個力の特性だそうな。

 せめて金色になってほしかった。

 そしたら両目統一できたのに…。

 ちなみに眼帯を外すと個力が発動する。

 うん、中二病の設定にありそうだな。


 俺は脱衣所で着替えて走りにいった。

 お気づきであると思うが脱衣所があるということは風呂場も共同だ。

 これから魔王を相手するような生活をするのか…。

 あ、そういえば俺って魔王の孫だった。 


「ふーっ、これぐらいでいいかな?」 


 外に出てだいたい五、六分ほど走った。

 それにしてもこの学園って緑が多いな…。

 うん、早朝の瑞々しい良い空気だ!

 さてと戻るとしますか。


「あら?あなたは確か…」


 俺は声をかけられた気がして後ろを振り向いた。

 振り向いた先には金髪のロングヘアのポニーテールで碧眼、女学園の制服で何故か赤いマントを羽織った少女が居た。

 そして最も特徴的なのは耳が人間のより長い。

 これはそうファンタジーの王道中の王道である種族の特徴!

 彼女はエルフだ!

 しかも朝日に照らされて周りの木々が朝露を光らす良い演出をしている!

 なんて神々しいんだ!

 朝からテンション高けぇな俺。


「龍さんですよね?そう転校生の!」


「そうだけど…所でおたくはそこで何をしているんだ?」

 

「朝日に照らされながら朝食を食べようとしていたのです」


 うん、変わった妖精さんだ。


「良かったらお一つどうですか?」


 彼女はバケットからサンドイッチを取り出した。


「じゃあお言葉に甘えて」


「一緒に食べます?」


「すみません。先約が居るので。また今度で良いですか?」


「ええ、良いですよ」


「では、また」


 こうして俺は彼女と別れた。

 それにしてもこのサンドイッチ何か変だな…。

 まあ、人いや、エルフにもらったモノだし文句は言えないな。



 

第三章はエルフの女の子がメインのお話となっております!

さて次回は龍がいろいろあって大ピンチになります!

それではまた次の話で!

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