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179話 食事会の準備

メイド軍団登場!

さあ、食事会への準備開始です!


 その後、解放された俺達だがその場で跪いている衛兵に『職務に励め。それで先刻のことは水に流す』的なことを言って城に入った。

 うわっ、それにしても広い玄関だなぁ。

 …まあ、予想はしていたがあるよな爺ちゃんの肖像画。

 さて、どの廊下を通ってどの部屋に行けば良いんだ?

 …流石に家だしないよな案内板とかは。


「レン、どの部屋に行くんだ?」


「さあ?」


「は?お前も知らされてないのか」


「今から遠隔念話(リモートテレパシー)使ってアヴェルに訊いてみる」


「急いでな。てか、拘束された時もそれ使えば解決したんじゃ?」


 レンは龍に先ほどの事を指摘されて気まずくなったのか黙って離れていった。

 今更、遠隔念話(リモートテレパシー)を使えば解決できたことに気づき返す言葉が見当たらないのである。

 一方で龍は物珍しそうに引き取られて飼い主の家に来た仔犬のうに辺りを見渡している。


 天井、高っけぇなぁ。

 シャンデリアなんて初めて見たぞ。

 それよりも何か慌ただしい足音が近づいてきてるよな気がするんだがアヴェルか?


「えっ!?はい、わかりました。この場から離れないようにしておきます。主、この場から離れないでください。迎えが来ます」


「ああ、アヴェルだろ。今、足音が右側の廊下から聞こえてきたぞ」


 足音は扉を開けたら右に見える廊下から聞こえてきた。

 でも、足音が多いんだよなぁ。

 具体的な数はわからないが何か多いんだよ。

 あいつらはレンを抜いて四人だけど今、こっちに向かってきている音はそれ以上だ。


「いえ、他の王の護剣ではありません」


「えっ?じゃあ、この足音の持ち主、誰?」


「…メイド軍団です」


「はい?」


 足音は玄関に到着し持ち主が姿を現す。

 それはレンの言う通り、インフェルノ城に住み込みで働いているメイドであった。

 現れた六人のメイドは二人に近づいて、二人の衣服に付いている埃や靴に付いた汚れや泥を払って室内用の靴に履き替えさせた。


「御挨拶は後ほどさせていただきます。何分(なにぶん)、食事会の時間が迫ってきております故、失礼ながら浮遊(ふゆう)を使って運びます。さあ、レン様にも」


「「「はい!」」」


 どうやら三人ずつに別れて食事会への準備をするようだ。


「えっ!?主はわかるけど私も!?」


 別れたメイドはレンを浮かして二人で担ぎ上げた。

 そして慌ただしく、何処かに運ばれていった。

 ほんの数秒間に起こった出来事に龍はなすべなくレン同様に運ばれている。


「何ですかこれ!?レンは何処に連れてかれたんだ!」


 それとこの人達、速いな!

 さっき玄関に現れた時もそうだが魔法で身体強化でもしているのか!?

 ダイナミックすぎだろ!


「一応、女子更衣室的な場所です。陛下は女の子のレン様と一緒の御着替えをしたいのですか?望むのなら同じ部屋に連れて行きますよ」


「結構です!」


 っていうか何なのこの状況…。

 担いで運ぶって御輿じゃあるまいし。

 御輿と言えばゼロの奴、ちゃんと帰ってきているだろうな?

 中庭の衛兵には絶対に見つかるなよ。


 一方その頃、帝都の外で体を慣らしていたゼロは、


「ああ、水を創れば服に付いた泥や血を落とせるが疲れた後は風呂だ。さっさと入りたいものだなぁ」


「そこの者、何だその格好は?身分証明書は持っているのか?」


 帝都南区検問所で止められていました。


「…しまった」

次回は着替え終わったら食事会の部屋に行く前にある場所にいったん行きます。

なので次の次に食事会の話となります。

それはそうとゼロはどうなるんでしょうか?

それではまた次の話で!

さて、残り三人の当主の名前を考えないと

(-ω-;)

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