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175話 帝都の街並み 裏

インフェルノ城の裏にあたるので北の街は帝都裏になります。

…そんだけσ(^◇^;)

 ああ、恥ずかしすぎてレンの顔がまともに見れない。

 何で俺が恥ずかしがってんだよ…。

 そうだ!堂々と見れば恥ずかしくない筈だ!

 っていうか何でさっきから俺の顔をジロジロ見てんだ!?


「何か用があるなら言え」


「強いて言うのならもっと顔が見たい」


「はぁ!?そんなことして面白いのか?」


「いやぁ、龍が顔を赤らめるなんて新鮮だからさぁ」


 誰の言葉でこんな風になったと思ってんだ…。

 それにしても北の方は先ほどまで居た南の街と違って観光名所のような場所が沢山あるなぁ。

 馬車で城の近くを通った時はオペラハウスと劇場が見えた。

 漁業以外にもサービス業をやっているっう感じだな。


「南の方はやっぱり騎士や冒険家をターゲットにした街造りをしてるのか?」


「まあ、そうだね。南の方は鉄道や街道を使用して来る冒険家が多いから武器屋や武器工房、帝都インフェルノの冒険家ギルド支部、道具屋に魔術師と錬金術師の工房もある。要するに冒険や戦闘に必要な物は何でもござれってこと。けど他の店もあるから騎士や冒険家をターゲットにした街造りはしてないわ」


 なるほど南から冒険家が入ってくるから自然的にそういった街になっていってのか。

 確かに飲食店や教会、一般人が利用するような普通の店もあったな

 けど北の方に来てからはあまり、南の方で見た施設はないな。

 どうしてだろう?


「じゃあ、北の方に武器屋があまりない理由ってあるのか?」


「一応あるよ。けど答えてばっかじゃつまらないし、クイズを一問だけ出題するよ!」


「おう!必ず正解してやる!」


「問題!帝都インフェルノの北の街には漁港、つまり港があります!さて、港があるこである大規模なことができます!それは何でしょうか?漁業はなし!」


 要するに漁業以外での港の使い方か…。

 漁業以外で港を使う大規模なことと言えばあれしかない!

 

「外国との貿易」


「正解!説明すると貿易で手に入れた品を加工したり、そのままの状態で売りさばいたりしてるのがこの北の街ってこと。他にも娯楽等で使われる施設もあるよ。冒険家が普段から使う店は少ないけど一般人が普段から使う店の方が多く建ち並んでいる街なの」


 北の街には娯楽施設も集中してるのか。

 だったらあいつが送られた魔物園も北の街なのか?

 それらしい建物は見あたらなかったし、レンに聞こう。


「なあ、魔物園って北の街にあるのか?」


「魔物園なら東の街よ。…なるほどね、あの子の所に行きたいんでしょ?」


「ああ、ディルフェアン連合のせいで勝手に向こうの世界に送られた魔物、ヒプノーシスオウルをな」

 

 けど催眠術を使う魔物なんてどうやって飼育するんだろ。

 催眠耐性を付与したガラスを使ってるとか?  

 

「なら馬車乗り場に戻ろ。その方が楽だし」


「そうだな。けどちょっと遠回りさせてくれ。まだ街を見て回りたいから」


 レンは俺の要望通りに遠回りをして馬車で魔物園に向かってくれた

 恐らく魔物園には動物園とは違って摩訶不思議な生物が居るんだろうな。

 …ん?魔物園ってことはもしかしてあいつも居るのか?

 

てなわけで魔物園を訪れます!

ついでにヒプノーシスオウル以外にも龍が初めて出会った魔物とも再会します!

そうあいつです。

ワンと吠えるあいつです。

それではまた次の話で!

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