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120話 変わらぬ者

はい、山下るだけです。

そんだけの話ですね。

あとガールズトーク(*´▽`*)

 アリスを見つけて山頂の山小屋で昼ご飯を食べ山を降りることになった。

 しかし、にわか雨と言えども雨が降った事には変わらない。

 それ故に男子組が先行して地盤を確認している

 そして女子組はその後ろを歩いており、ついでに千草がアリスに事情聴取をしている。


「龍と何かあった?」


「…何でバレたの?」


「私の目は誤魔化せない」 


 いや、恐らく女子なら気づいていただろう。

 アリスは龍に言われた通りに山小屋の手前で降りた。

 だが龍の上着を返していなかったので勘づいたのだ。


「ちょっと良い雰囲気になったかも」


「ちょっと所じゃないよ!あんな龍の顔、見たことない!」


 もちろん、男子組には聞こえないぐらいの声と距離で会話してる。

 しかし、言葉としては成り立たない音が雑音となって男子にも届いていた。


「何を話してんだ?」


「お前が一番、知ってるだろ」


「何のことだ?」


 もしかしてアリスをおんぶしてきた事か?

 しかし、山小屋の手前で降りたから見られてない筈だ。

 なのでもっと別のことだろう。

 しかし、何となく思い当たる節が…。

 いやいや、あれだけは絶対にない!

 

「どんだけ考えんだよ」


「お、麓に戻った」


「じゃあ、女の子達を呼んでくるね」


「で、どうだった山登り」


「色んな意味で楽しかった」


 その後、レイが女子組を引き連れて戻ってきた。

 そして寄り道をせずに屋敷に帰っている。

 帰り道は地面が濡れていて茂みから蛙が飛び出してくる。

 更に舗装されていない道路には足跡が浮き上がっている

 雨が降った田舎ではよく見られる光景だな。

 しかし、この光景は都会でも田舎でも見ない。

 数名の不良が道を塞いでこちらを睨んでいる光景だ。


「刺激しないように回り道して帰るぞ」


「うん。何なのあの集団」


「俺も知らん」


 けど関わったら大変な目に遭うだろう。

 そう長年の勘が告げているような気がした。


「確かにお前の言う通り上物だな」


「でしょ兄貴。で、いつやりますか?」


「今夜だ」


「了解」


 この不良の中にあのガキ大将が潜んでたのは言うまでもない。

 さらに今夜、彼らが何かをすることも。

次回!まあ、想像通りになると思います(´-ω-`)

…アイザック的な話になりますねぇ。

それではまた次の話で!

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