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アブソリュート・ディーライゼ  作者: 青空テツ
第二章 チート獲得編
4/50

003 ギルド

 投稿ペースが安定しません(;_;)

 ≪エドマンド≫

 冒険者が数多く集まる街。最大級の大きさのギルド支部があり、冒険者登録がさかんに行われている。周囲の魔物の強さが大したことないため高ランク冒険者は中々見ることができない。



 やっと到着した街を≪解析≫してみた。ゴブリン一族と戦って約半日がたった。≪妖かしの森・深部≫からモンスターのエンカウントも無視して長距離走をするように走ってきた。移動した距離は約600㎞。時速にして…50キロってとこか。地球での100m走世界記録を上回るスピードで長距離走してきたのか…。化け物じゃないか…。

 

「やっと街に入れる…。しかし、城壁に街が囲まれてるあたりがさすが異世界って感じだな。」


 ふつーに街に入ろうとしたら門番に呼び止められた。


「君、街へ入りたいのなら身分証を見せてくれ。」


 ……やべぇ、まだ持ってないぞ。どうしようか。これからギルドで作ってもらうつもりだったのに。

 門番の目がだんだん険しくなってきたぞ…。


「す、すいません。身分証持ってなくて。これからギルドでギルドカードを作ってもらおうとしたんですけど、街には入れませんかね?」


「持ってない…?まだ冒険者になってないにしても、街と街を移動するには入場許可証が発行されるはずなんだけど…。」


「あ、あの、おれまだどの街にも行ったことなくて、それでこの街が初めてなんです。なんで、入場許可証とかも持ってないです。」


「街が初めて…?野生育ちなのか…?ま、これからギルドカードを発行するんならうちの監視員を1人つけていくことになるよ。もし君が暴漢だったりしたら困るからね。冒険者登録が終わって監視員がギルドカードを確認したら監視は終わるから。」


「分かりました。ありがとうございます。」


「それじゃ、僕が監視でついていくよ。おーい、身分証未保持の人の監視に行くから、門番交代なー。」


 すると同じ格好をした兵士が出てきた。どうやら兵士の装備は統一らしいな。

 しかし、相手の話してる事が完全に分かる上に、自分は日本語を話している感覚なのに相手にきっちり伝わっている。≪異世界言語完全習得≫やばいな。超便利。


「それじゃ、行くよ。ギルドまで案内する。」


「ありがとうございます。」


 


 門という名の城壁を抜けて目の前に広がってきた街の風景は、さながら中世ヨーロッパの街並みのようだった。日本の都会でみるようなビルはただの一つもなく、

いかにもゲームの中のような一軒家ばかりが連なっている。


「自己紹介が遅れたね。僕の名前はロサリオ。」


「おれの名前はハヤトです。」


「ハヤト君か、敬語は無しにしようよ。堅苦しいのは嫌いなんだ。」


「んじゃ、ありがたく。こっちでしゃべらせてもらうわ。」


「うん、僕もその方がいいよ。それと、君は街が初めてっていってたけど野生育ちなのかい?」


「え、ああ、うん。まぁ、そんな感じかな。だからこの世界についてよく知らなくってさ。色々教えて欲しいんだけど…。」


「もちろん構わないよ。まず、僕たちは≪黒人族≫なんだけど…これは分かる?」


「さっぱり分からん。おれもその≪黒人族≫なのか?」


「…そこからかー。≪黒人族≫の特徴は単純に眼が黒いことだよ。」


「なるほど、続けてくれ。」


「分かった。この世界には5つの種族が存在してるんだ。≪人族≫≪魔族≫≪亜人族≫≪龍人族≫≪エルフ族≫の5つだよ。≪亜人族≫は特殊能力、≪龍人族≫は身体能力、≪エルフ族≫は魔法、≪魔族≫はその全てにバランス良くすぐれているとされているんだ。それから、≪人族≫は他の種族と違って、さらに5つの種族に分かれるんだ。≪赤人族≫≪青人族≫≪黄人族≫≪白人族≫≪黒人族≫の5つだよ。≪赤人族≫は身体能力、≪青人族≫は魔法、≪黄人族≫は特殊能力、≪白人族≫はその全てに優れているとされているんだ。≪白人族≫の数は極端に少ないけどね…。それで僕たち≪黒人族≫なんだけど、はっきりいって取り柄がないんだ。はっきり言って最弱の種族だね。」


「最弱なのにあんたは凹まずに説明できるのな。」


「ま、あまり気にしてないからね。それと、5つの種族以外に≪精霊種≫と呼ばれる種族がいるんだけど、この種族は≪白人族≫よりかなり数が少ないんだ。種族全体で見ても50人もいないんじゃないかな。けど魔力が圧倒的に強いんだ。≪青人族≫や≪エルフ族≫なんて比べものにならないくらいの魔力を持ってる。≪精霊種≫は基本的に温厚な性格だから戦いなんて起こらないんだけどね。」


「なるほどな、色々ありがとう。」


 色々この世界について説明してもらっていたらギルドに着いたようだ。20分ほど歩いたな。ギルドは街の中心にあるらしいから、この街は半径約4キロの城塞都市ってとこか。まあまあ大きいな。

 早速ギルドに入った。5つのカウンターに5人の受付嬢。その横には大きな掲示板があり、たくさんの紙が貼りつけられている。おそらくあれが依頼板なのだろう。それから待合のスペースは酒場のような作りになっている。中身を全体的にみてみるとドラ〇エⅨのル〇ーダの酒場を思い出してしまう。


「それじゃ、受付嬢に話しかけて冒険者登録してきてくれ。」

 

 ロサリオの言う通りに受付嬢のルヴィという少女に話しかける。


「すいません。冒険者登録をお願いします。」


「はい、かしこまりました。それでは、この用紙に名前、年齢、レベル、出身地の記入をお願いします。」


 年齢は20代前半だろうか。緑色の髪で黒い瞳。いわゆる美人といわれる人だろう。たいていの冒険者は落とせるんじゃないだろうか。

 …と、記入記入。出身地は不明でも良いんだよな。


「ソラミネ ハヤト様。17歳。出身地は不明、レベルは95…って95!?」


 あ、そりゃ驚くわな。おれはステータスウインドウを開示して、レベルだけが相手に見えるよう他のステータスを隠蔽してルヴィさんに見せた。


「ま、間違いないですね。ごほん。そ、それでは本日よりギルドメンバーとして活動していただくことになります。ギルドのルールについては、基本的には殺人禁止。盗賊は討伐対象なので除外しますが。それと、他者の依頼の利益や依頼自体の横取りの禁止。不正な方法でのランクアップの禁止。これぐらいです。それと依頼についてですが、依頼を受ける際に契約金を払っていただきます。依頼を達成された場合には報酬と一緒に契約金も戻ってきます。依頼を断念または途中放棄された場合は契約金は戻ってきません。Fランクからのスタートになりますが…あなたならきっとすぐ上のランクに上がれると思います。」


「ありがとうございます。討伐したモンスターの素材や採取したものの買い取りはやってないでしょうか…?」


「右端のカウンターで素材買い取りをやっておりますので、そちらでお願いします。それでは、ギルドカードをお渡しします。」


「ありがとうございます。」


 いつの間にか発行されていたギルドカードを受け取り、確認してみた。



 ソラミネ ハヤト  17  ランクF  Lv95




 発行されたばかりなので最新の魔物討伐記録や依頼達成履歴は表示されていない。それと、レベルを他の人に見られないよう隠蔽しておく。

 ギルドカードを確認して、右端のカウンターの受付嬢に話しかける。


「すいません、素材の買い取りをお願いします。」


「かしこましました。それでは処理したい素材をお出しください。」


 処理って…。

 まあ、気にしてても仕方ない。おれは先のゴブリンとの戦いで得た素材を全て提示した。


「…!?ゴブリンジェネラルの槍にゴブリンアーチャーの紋様。それにこれはゴブリンキングの王冠…!?あなた一体どれだけのゴブリンと戦ったんですか!?」


「200体ぐらいです。キングに仲間呼ばれたんでそれごと全滅させました。」


「…あなた簡単に言いますけどそれSランク冒険者でも不可能に近いですからね?まあ、買い取りに問題はないのでギルドカードに金を加算しておきます。ギルドカードを出してください。」


 ギルドカードってキャッシュの役割も果たすのかよ。ステータス確認といい身分証代わりといい便利すぎるだろ。

 返却されたギルドカードに表示されている現在残高を見ておれは驚愕した。


「67800000…!?」


「ゴブリンキングの王冠はレア度8の超希少素材ですので。」


「は、はあ。ありがとうございました。」


 おれがカウンターから離れるとルヴィさんと素材買い取りの受付嬢さんがなにやら騒いでいるような気がした。が、気のせいだろう。話題になって支部長に報告とかはないだろう、うん。きっとない。



 なんとなく嫌なフラグを立てて、入口にいるロサリオのところに戻った。

 読んでいただきありがとうございます(^_^;)

 これからもよろしくお願いします。

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