転生してハーレム作ろうとしたら捕まった2の上
よくわかる転生してハーレム作ろうとしたら捕まった
ツル・ぷに・ぷにの体格の子なんて興味はねぇよ!!
「何かの間違いです!!
こんな子に興味もてません!!」
「とりあえず事情聴取を警察署でするから、
親にも連絡するからね?」
「2007年11月2日14時56分容疑者現行犯逮捕」
「違うよ!!おにいちゃんは犯罪者じゃないよ!!」
血が付いた大人の玩具
プラス
裸の女の子
「おにいちゃ~ん♪」
「ごめん…あんまペタペタ触らないで」
あれから少し経った話である
「で?どうしてカメラなんか仕掛けたんだ?」
ここは八戸中高校
偏差値が低く、中学生が入学しやすい学校で、
なおかつ、携帯電話の所持、校内恋愛、頭髪などの校則が緩い
それゆえに退学したい生徒は居ないため、
退学者が過去に一人もいないという素晴らしい学校だ
そして、その八戸中高校の生徒指導室にて、この俺、纏品華は…
退学の危機に晒されていた…
「い、いや…我妻先生?なに言っているんですか…?」
俺は実年齢45、詐称は38の我妻 進先生に言っている意味が分からず質問する
それに対し、こめかみの辺りにある青筋を気持ち悪くピクピク動かす我妻先生は…
「そうかリピートしてやろう…
ABリピートしてやろう…
どうしてカメラなんか仕掛けたんだ?
どうしてカメラなんか仕掛けたんだ?
どうしてカメラなんか仕掛けたんだ?
どうしてカメラなんかしたけたんだ?
…どうしてカメラなんてしけたんだ?」
最後から二回を噛みながら、どうしてカメラを仕掛けたんだ?と聞いてきているようだ
「あの~…俺そもそもカメラって何のことか話を聞いてないんですけど」
「…あぁ、今日の3時限目に体育あっただろ?」
「はい、確かに有りましたけど?」
「纏、この学校には男子更衣室とか女子更衣室はないだろ?」
「?まぁ、確かに無いですね?」
「それで俺たち学校側は、自分たちの教室で着替えさせているだろ?
一組と二組を使って男女別で」
「そうですね」
「そして一組男子は二組で着替えるだろ?
そしてお前は一組だ」
「俺は一組ですけど?それとカメラはどう関係するんですか?」
「お前の机からビデオカメラが見つかった」
「…マジですか?」
「本当だ」
それだけ言うと我妻先生はシャツの内ポケットから煙草を取り出し火をつける…
「ここ禁煙です」
「マジか?」
「本当です」
慌てて火を消し、携帯灰皿に煙草を捨てた
「とりあえず警察の方に連絡したからな?
俺は纏を疑っているわけではないが、とりあえずさっき聞いただけだ
問い詰めるような真似してすまない…」
我妻先生…
(^w^)←こんな顔では説得力が…
するとドアがノックされる…
コンコンッ…と軽く響く音がし、女性の先生が入ってきた
髪の色は黒、肩より少し下ぐらいまである髪で、
顔は男性と思わせるつり目、着ているスーツが女性を凛々しくさせている
今日も凛々しい下原稀先生だ
「こんにちは、下原 稀先生
今日も美しいですね?」
「こんにちは纏君、今日も気色悪いわね?
…我妻先生、橘先生がお呼びです」
「ん?…あぁ、冬休みの課題の会議があったな
ありがとうございます下原先生」
「いえいえ、こちらの事は任せて、行ってきて下さい」
では…と言って我妻先生は部屋を後にする
「ふぅ…やっと行ってくれたわ…」
「ははは…お疲れ稀姉さん」
「先生よ」
「…下原先生」
「よろしい!!素直な子にはお姉さんのファーストキスをあげちゃう!!」
唇を少しだけ尖らせてキスしようとしてきた姉さんに対して
机の上にあった醤油会社が造った水と書かれたペットボトルを姉さんの唇にくっつける
「ここは学校だよ」
「家だとしてくれるの?」
「魚とのファーストキスがしたいの?」
「魚とのフィッシュキスなんて要らないわ」
そんな茶番が軽く終わった所で稀姉さんは話をしてきた
「今回の犯人が貴方じゃないことは分かっているわ
…さっき教室で男子が騒いでいたから…
警察も来るし、指紋調べたら終わることだから、
もうちょっと待っていてね?」
「…うん、ありがと姉さん」
そして数十分後…学校で言うお昼ご飯の時間だが、当然食べられる状況下ではなかった
警察、校長、副校長、その他先生達が自分の机を中心に周りを囲んでいる
そして、さらに数分後…指紋鑑定の結果
「この生徒さんの指紋と一致しました!!」
どうやら捕まるようだ…
「な、何かの間違いですッ!!
もう一回検査をッ!!」
俺の代わりに姉さんが誤解を解こうとしている
が…しかし…
「ま~た、お前か」
と、刑事ドラマではカッコいい中年刑事みたいな人が出てきた
「覚えてないか?一回取り調べしたんだが…」
「七松1…でしたっけ?」
「別にそこまで覚えているかは聞いてはない
杉田一郎だ」
そう杉田さんが自己紹介すると、
ポケットからライターを取り出し、煙草に火を付けた…
「杉田さん、ここ禁煙です」
「ケチケチすんな、ケチなのは煙草に付けるライターだけで良いんだよ」
「刑事さんならもっと良いライター買えるでしょう?」
「馬鹿、ライターなんてオイルの量が違うだけだ」
確かに…あぁ、それよりも…
「俺はどうなるんです?」
「取りあえずは七松署まで来て貰うな…
お前がやって無いにしても…だ」
「…分かりました」
その後、納得が出来なくひっついてくる姉さんを連れて、
七松署にまで来た…
姉さんは待合室で待って貰っている
杉田さんと俺はとりあえずだが、取り調べを受けることに…
そして、取調室に入った時、杉田さんは言った
「しかし困ったなぁ…」
俺は何が?と思い、頭に思ったことをそのまま言った
「何がです?」
「いや、ホントにお前が犯人じゃなくても
指紋が出てきたから、俺達としてはお前が犯人としか言えないんだよ」
「いやいやいや!?他の検査とか無いんですか!?
DNA検査とか嘘発見機とか!!」
「貴様は警察をなんだと思っている?
嘘発見機など使わんぞ?
DNA鑑定も盗撮などで使えん」
「う……」
「まぁ、落ち込むのも分かるが本当のことだ
とりあえず、厳重注意と…多分自宅謹慎か退学処分になる」
「うわ~…」
「あぁ、間違えた…
お前まだ15だから少年院だ」
「本当ですかッ!?」
はぁ~…なんだろ…こんな災難…
そんなことを思っていると、取調室のドアがノックされる
「入れ」
「失礼します」
ガチャ…っとドアが開けられ入ってきたのは一人の男性警官…
「おう!!小松田じゃないか!!
どうしたんだ?」
「いえ…先程、受付に親子が杉田さんに会いたいと…
約束しておりますか?」
「はて…あぁ、華香ちゃんとこのか!!
丁度良い!!おい坊主!!
お前も来い、懐かしい奴が来てる」
「懐かしい…?」
~受付~
「あ!!お兄ちゃんだ!!」
全速力で俺の体へ飛び込んでくる女の子…
前に助けてあげた女の子だ
「?どうしてわっか付けてるの?」
「これは天使の輪っかだよ」
子供だからばれないよな?
そう思っていると
「華香!!離れなさい!!」
「こっちにおいで!!」
少し離れた所に、女の子…いや、華香ちゃんの両親だと思われる人たちが居た
まぁ、理由は分かる…
現状を見れば、愛する娘が手錠を掛けている犯罪者の近くにいるのだ
心配しないはずがない
「?華香、お兄ちゃんと離れないといけないの?」
華香ちゃんがなんで?と疑問の表情をし始めた…
華香ちゃんの両親は心配だろうから、悲しいが戻ってもらおう…
「華香ちゃん、パパとママが呼んでるよ
行ってきな?」
「うん!!」
子供らしい元気な声を響かせ、華香ちゃんは両親の元へ走っていった
「こら!!勝手に離れちゃだめでしょ!!」
「…ごめんなさい」
何が悪いのか分からなく、怒られたから…
怒られたから謝る…そんな華香ちゃんの親に杉田さんが話をかけた
最初は杉田さんも怒られていた
犯罪者と華香ちゃんを一緒にさせるなと…
しかし、俺が昔、華香ちゃんを助けてあげたと知ると一気に空気が変わった
多分、恩人に対し失礼な態度をとってしまったことと、俺が今や手錠をかけられ
犯罪者になっていることで訳が分からなくなっているのだろう
「華香ちゃん、おいで」
「え?…でも」
「ん…多分今なら大丈夫だよ」
ソロソロ…と親を気にしながらゆっくり近づいてきた
…手錠が邪魔だな
外そうと思えば外せるが、外したら怒られるんだろうな…
「おにいちゃ~ん♪」
ペタペタ…スリスリ…
「ごめん…あんまペタペタ触らないで」
華香ちゃんは俺に言われても、俺を玩具の様に触っている…
「ぷに~♪」
楽しそうだな…
まぁ、良いや…
んっ?…デジャヴ?