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第1巡 その3

こんにちは三番手のしょぼんです。

「何から話せばいいのやら・・・。」

うーん・・・。と、俺がうなり考えている間にHRは終ったらしく、

「おい、廊下の馬鹿二人。次は体育館で学年集会だ。

遅れるなよ。」

担任からのお呼びがかかったので、俺たちは廊下を後にした。


―――集会とはどうしてこうも眠く、だるくなるのだろう。

俺からすれば睡眠の時間でしかないのだが、

担任に見つかり軽く小突かれたので

しぶしぶ起きておくはめになってしまった。

集会の内容は来週に行われるらしいオリエンテーリングのことだった。

二泊三日の泊まりがけで近くの山に登ったりするらしい。

はっきり言って俺はこういう行事はあまり好きじゃない。

むしろ苦手だと言っていいだろう。

何故なら俺には友達がいないからだ。

作ろうにもこの風貌だ。これが邪魔して大体上手くいかない。

それならいっそ一人でいた方が良い。

とは思っていてもこういう団体行動の行事は

俺にそれを許してくれない。

憂うつな気持ちで教室に戻ろうとしたら後ろから声をかけられた。

「おーいワカオ!オリエンテーリングの班、俺と組もうぜ!」

「ケンタか。お前も物好きだな。

どうして俺なんだ。」

今まですすんで俺に話かけてくる奴なんていなかった。

こいつの考えることはやっぱりわからない。

「一緒に廊下に立った仲だろ!

俺、面白い奴には目がないんだよねぇ。

それに結局お前のソレ、まだきけてないからな!

その時にでも教えてくれよ。」

ああ、そういうことか。


こいつの登場が後に俺の人生を大きく変えることになるのを俺はまだ知らない。

次の更新は少し期間があきます。

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