第1巡 その1
この作品は五人のリレー小説です。
なので多少表記がバラバラになったり
おかしな点がでてくるかもしれません。
大目にみていただけると嬉しいです。
「俺の名前はワカオ!!趣味は特になし、よろしくな!!」
なぜ俺が明るくこんなことを言っているのかというと
ここが高校で俺が高1になって最初の授業で
よく行われる自己紹介をしているからだ。
「・・・」
しかし、周りの反応はイマイチ。
俺が小さいころから顔に仮面をつけているせいか、
いつも冷たい視線が降り注ぐ。
「もういいぞワカオ。席に戻れ。」
担任の先生が冷えきった視線を俺に向けながら
言ってきた。
ちなみに担任の先生の名前は聞いていなかったから知らん!!
「了解です。」
俺は周りから冷たい視線を浴びながらしぶしぶ
自分の席に戻った。
すると前の席から声をかけられた。
「お前って見た目はアレだけどなんかおもしろそうだな。」
こいつ誰だ?
「誰だって、さっき自己紹介で名前言っただろ。ケンタだよ、川崎ケンタ。」
おっと、心の声が口から出てしまっていたようだ。
「スマン川崎。聞いてなかった。」
「ケンタでいいよ。ってか自己紹介くらい聞いとけよ。」
そういうお前も今は聞いていないだろ
「俺はいいんだよ。だいだい知ってるから。」
また声がもれたようだ。次からは気をつけねば!!
「ひとつ質問いいか?その仮面はなんだ?」
「これは、いろいろあって、はずすことができないんだ。」
俺はこの仮面のせいで友達ができなかったな~。などと昔のことを考えていると
「昔なにがあったんだ?」
めんどくさいが、特に隠すこともないので話すことにした。
LCFリーダー テルの初回でした☆