chapter4 新しい家族たち
転生して三ヶ月が経った。
今回は、オレの“新しい家族”について話そうと思う。
父親、母親、姉二人、兄一人、そしてオレ。
全部で六人家族だ。
父の名前は――フィリン=ダッツ。
元男爵家の次男らしい。
そのせいで当主にはなれず、冒険者として生きる道を選んだとか。
髪は深い紺色で、いかにも穏やかそうな雰囲気の美青年って感じだ。
背も高く……たぶん182センチくらい? まだ視界がぼやけてるから推定だけど。
年齢は三十歳らしい。
母の名前は――リアナ=ダッツ。
こちらも元貴族で、もとは伯爵家の娘。
政略結婚が嫌で家を飛び出し、冒険者になって……父と出会ったそうだ。
髪は鮮やかな青色で、スラッとしたスタイルの美人。
見た目だけなら二十代前半にしか見えない。実年齢は二十七歳。
身長は……おそらく168センチくらい。これも推定。
上の姉は――フィアナ=ダッツ。
オレより六つ上。活発で明るい性格っぽい。髪は蒼。
二人目の姉は――リフィナ=ダッツ。
こちらは大人しくて、よく母の手伝いをしている。青髪で、四つ上。
兄は――フィン=ダッツ。
オレより三つ上で、父と同じ紺色の髪をしている。
そして、オレの名前は――フィル=ダッツ。
髪は蒼と黒の中間のような色。自分で言うのもなんだが、ちょっと珍しいらしい。
最近では言葉もかなり理解できるようになってきた。
それによると、どうやらこの家は“貴族の名”をあまり名乗りたくない事情があるようだ。
理由はわからないけど……深入りはしないでおこう。
身体はだいぶ動かせるようになってきた。
寝返りで転がって移動することもできる。
ただし、両親にはまだ内緒だ。
みんなが寝静まった後、こっそり体を動かす練習をしている。
もちろん、魔法の訓練も欠かしていない。
胡麻粒ほどだった魔力量が、今では米粒くらいになった。
《ライト》の魔法も、三分間ほど維持できるようになった。
光の強さを調整すれば、最長で六分は保つ。
少しずつだけど、確実に成長している。
……そろそろ、両親に魔法をお披露目してもいいだろうか?
いや、まだ早いか。
うーん……悩むな。
読んでくれた方ありがとうございます
誤字、脱字などの不自然な文章があれば、指摘お願いします
他の作品も読んでくれたら、嬉しいです
面白いと感じたら、評価やブックマークお願いします




