chapter1 異世界転生
「おぎゃー、おぎゃー」
赤ん坊の泣き声がした。
――いや、これは……オレの声だ。
その声に反応するように、誰かが駆け寄ってくる気配がした。
今の自分はどうやら赤ん坊らしい。
目はまだ見えず、視界は真っ暗だ。
「◆■〇◆」
耳だけは少しずつ機能してきたが……言葉は日本語ではない。
どうやら、無事に転生できたらしいな。
とはいえ、動けるようになるまでには時間がかかりそうだ。
体は思うように動かず、力も入らない。
今はただ、考えるしかない。
――暇なときに魔法の練習でもしてみるか。
……いや、無理だな。今は筋肉も何もない赤ん坊だ。
「■〇◆■」
そんなことを考えていると、ふわりと体が持ち上げられた。
温もりのある手。優しい声。
女性の声色からして、母親……だろうか。
「〇◆■〇」
左右にゆらゆらと揺れる感覚。
どうやら、あやされているらしい。
こうして――オレの新しい人生が幕を開けた。
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