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chapter17 フィアナの自慢
家に着くと、母が夕食の支度をしていた。
「ただいま」
オレたちは、そう声をかける。
「おかえり。あら、フィアナ、とっても嬉しそうね。
なにかあったの?」
母はそう言って、フィアナ姉さんに目を向けた。
「そうなの、実はね……」
フィアナ姉さんが話し始めた、その時。
「フィアナ姉さん、その前に手を洗うのが先じゃない?」
オレはそう言って、言葉を遮る。
「……はーい」
フィアナ姉さんは少し残念そうな声を上げ、オレと一緒に手洗い場へ向かった。
■ ■ ■
夕食の時間になり、家族全員が食卓に集まる。
母が、あらためてフィアナ姉さんに話を振った。
「それで――フィアナは、どうしてそんなに嬉しそうなの?」
「フィルがね、魔法を教えてくれてね。
使えるようになったの!!」
フィアナ姉さんは、満面の笑みでそう言った。
「すごいじゃない。ようやく、できるようになったのね」
母もまた、心から嬉しそうだ。
そうして――穏やかな夜が、更けていった。
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