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転生してスローライフ  作者: 火川蓮
第三章

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chapter17 フィアナの自慢

家に着くと、母が夕食の支度をしていた。


「ただいま」


オレたちは、そう声をかける。


「おかえり。あら、フィアナ、とっても嬉しそうね。

なにかあったの?」


母はそう言って、フィアナ姉さんに目を向けた。


「そうなの、実はね……」


フィアナ姉さんが話し始めた、その時。


「フィアナ姉さん、その前に手を洗うのが先じゃない?」


オレはそう言って、言葉を遮る。


「……はーい」


フィアナ姉さんは少し残念そうな声を上げ、オレと一緒に手洗い場へ向かった。


■ ■ ■


夕食の時間になり、家族全員が食卓に集まる。

母が、あらためてフィアナ姉さんに話を振った。


「それで――フィアナは、どうしてそんなに嬉しそうなの?」


「フィルがね、魔法を教えてくれてね。


使えるようになったの!!」


フィアナ姉さんは、満面の笑みでそう言った。


「すごいじゃない。ようやく、できるようになったのね」


母もまた、心から嬉しそうだ。

そうして――穏やかな夜が、更けていった。

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