表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生してスローライフ  作者: 火川蓮
第二章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

20/25

chapter13 はじめての魔法レッスン

オレは、フィアナ姉さんから「魔法を教えて欲しい」と言われ、まず魔法を使うために必要なことから教えることにした。


そう、“魔力を感じ取り、操作すること”である。

これができなければ、魔法は使えない。ぜひとも、頑張ってもらいたいところだ。


フィアナ姉さんは瞑想中である。

目を閉じ、魔力を感じ取ろうとしている。

魔法が使えるようになるまで、オレのやることはない。つまり、暇なのだ。


魔法の練習もしたいが、側で派手な音を立てたら気が散るだろうし、どうしたものか。

そう考えていたとき――


「これが……魔力?」


フィアナ姉さんが呟いた。

どうやら、無事魔力を感じ取ることができたようだ。

次のステップに移れる。オレは、“次の段階”を教えることにした。


「魔力を感じ取ることができたみたいだね」


オレはフィアナ姉さんにそう尋ねる。


「これで魔法が使えるようになる?」


フィアナ姉さんは嬉しそうに聞いてきた。


「まだ、無理」


オレは即答した。

するとフィアナ姉さんはしょんぼりする。


(説明は一回してるんだけどなぁ…)


オレはそんなことを思いながら、次の行程を教えた。


「魔力を感じ取れるようになったなら、次は体内に循環させて――ぐるぐると巡らせてみて」


「体内に魔力をぐるぐる巡らせる?」


(あ、まだわかってないな…)


オレは少し考えた。そして――閃いた。


「《水人形ウォータードール》」


オレは水魔法で、水人形を作る。

この魔法は、人間の姿をした水だ。

害はない。意思を持たないので、命令しても反応しない。

その名の通り、“水の人形”なのだ。


水人形の大きさは百センチ程度。オレとほぼ同じくらい。

かなり魔力を消費したが――このくらい、なんてことない。


「フィル? なにをするの?」


フィアナ姉さんは不思議そうに見ていた。


「まぁ、見てて」


オレはそう言うと、近くに落ちていた小枝を拾い、水人形の中に入れる。


「これが見える?」


フィアナ姉さんに確認する。


「うん、見えるよ。これをどうするの?」


フィアナ姉さんはワクワクした様子だ。


「この小枝が“魔力”だよ。それを――こうして」


オレは水人形の中を魔力が巡るように、水流を操作する。


小枝を魔力に見立て、胸から腹、腕、脚へ――ぐるぐると巡らせる。

まるで体内で魔力が生き物のように流れるのを見ているようだ。


「体内でこうするんだよ。

魔力操作ができないと、魔法は使えないんだ。あと少しだから、頑張って」


「うん!!」


元気よく返事をしてくる。

それから数時間――時刻は夕方になっていた。 

お昼頃から教えているが、やはり難しいらしい。

フィアナ姉さんは目を閉じ、体内の魔力を操作しようと奮闘しているが、まだ成功していない。


魔法を使うのはセンスが必要だからなぁ…。

オレたちのような“異世界人”なら、マンガやラノベで知識を得ているから、少し努力すればすぐ使えるようになる。

でも現地の人はノウハウを知らないので、時間がかかるのだ。


ちなみに――暇だったので、オレは水人形で遊んでいた。

この魔法で何ができるか、何ができないかを試していたのだ。

ウォータードールの水を操作して動かそうとした。


最初は全く動かなかったが、意識を投影するイメージでやってみると動いた。

だが非常に集中力を使うので、他の作業と同時には難しいかもしれない。

いや、慣れればいけるかも……。

オレはそんなことを思ったのだった。

読んでくれた方ありがとうございます

誤字、脱字などの不自然な文章があれば、指摘お願いします

他の作品も読んでくれたら、嬉しいです

面白いと感じたら、評価やブックマークお願いします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ