chapter8 魔法が成功しない理由
翌日
オレはフィア姉さんの目を盗んで、こっそり魔法の練習に励んでいる。
──ちっとも成功しないけど。
土魔法で地面のクッション化、空間魔法のテレポート、アイテムボックスは、イメージだけで発動できた。
だから同じように他の魔法も試しているのだが……まるで手応えがない。
なんでだ?
なにが──違うというんだ!?
「ふぅ……落ち着け、オレ」
イメージするんだ。
風の刃、《ウィンドカッター》を。
「ウィンドカッター!」
……なにも起こらなかった。
魔力が減る感覚だけはあるのに、現象が起きない。
「別の魔法を試してみるか」
深呼吸して、もう一度。
「ウォーターボール!」
……やっぱり、反応なし。
「魔力は消費されてるのに……なんでだ?」
んー。
「ライト!」
指先から光が放たれるイメージで詠唱すると──今度は光った。
「成功した? なんでだ?」
首をかしげつつ、少し離れた樹を見つめる。
「テレポート」
するとオレは、さっきいた場所から一瞬で樹のそばに移動していた。
「これも成功……一体なにが違う?」
成功する魔法と失敗する魔法の違い──その謎を解こうと、オレは考え始めた。
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